静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

東名高速線の件

hijiさんからコメントを頂きましたので、多少書いてみたいと思います。本館では何回となくやっておりますが、こちらでは初めて。


何度トラックバックしても失敗するので、代わりにコメント書きます。
私は東名ハイウェイバスで通学していた時代があるので、そのような利用がある以上、完全に全席指定になるのは困るし、そのようなことはないと考えています。
 コメントありがとうございます。また、いつも拝見させて頂いております。
 東名高速線に関して言えば「都市間輸送」と言う役割と共に「地域内輸送」と言う役目も担っている以上、そう簡単に「全席指定制」への移行は出来ないって思う部分は確かにあるとは思います。実際、私自身も「あしたか太陽の丘」への通所者が富士愛鷹間で乗車をしているのを何回と無く見ていますし、私の勤務先の会社でも浜北方面への出張で東名高速線を使用する人が居ます(異動すれば多分私もその口になりそうですが)。
 ここを突破するヒントが「都市間輸送に最適化」された「しみずライナー」の設定ではないかと思っています。「しみずライナー」に関しては清水駅前でJR鉄道線への乗換をする事によって利用可能範囲は静岡市内は勿論の事、焼津や藤枝と言った地域の利用者に関しても誘導を図る事が可能ではないかと思うのです。清水インターから清水駅までの道路はさほど渋滞しないので、少なくとも静岡駅発着の便に乗るよりも、多少金額的に高くなるにしても所要時間の面から「しみずライナー」を選択する人も今後出てくるのではないでしょうか。
 その上で、現在静岡駅〜東京駅、名古屋駅を結んでいる急行便に関しては「区間利用に特化させる」形に落ち着くのではないかと思っています。ただ、多少時間がかかっても「乗換を嫌う利用者」が居ると考えられる以上は、静岡駅発着の急行/特急便に関しては「部分指定」とする方法も一つの考えだと思います。
 ただ、東名高速線の急行/特急便への「座席指定」の導入は、空席状況をリアルタイムで把握できる端末の配備が前提になるのではないでしょうか。区間利用者に関しては座席指定をしない乗車券を発券し(実際には○番以降の席にお座り下さい、と言った表記が券面にあるかもしれませんが)、東京駅や江田と言った長距離区間に近い利用者に対しては事前予約推奨もしくは車内で座席が指定された乗車券を発券する、と言った事が必要になると思います。もっとも、早朝の区間便に関しては(例:601便、381便、482便等)指定制を導入する必要は無いとは思います。恐らく、担当者も「東名線に関してはどうしよう・・・」って頭を悩ませている所ではないでしょうか。