静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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桜を巡る旅

 毎年必ずこの時期に都内の桜を見に行っているのですが、今年は今日が見頃と言う事で出かけてきました。

 東名高速道路の富士川SA手前の桜並木です。東京清水間を数え切れないほど自分でもハンドルを握り、高速バスに乗って通っているのですが、ここまで見事な桜並木を見た事はないような気がします。昨日から静岡市清水区になった蒲原のあたりです。御殿山も静岡の桜の名所としては有名ですね。
 本当だったら、それこそ石神井川の桜を見に行ったりとかしたいのですが、私の所属しているオーケストラの練習日であったので今年は断念(来年は見に行きたいです)し、練習後に再び都心部に戻り、都電面影橋電停へ。
 実は、去年のこのエントリへのコメントで「ここの桜もきれいですよ」と言う話を頂いたので、是非とも行きたいと思った訳で。桜祭りの日(明日みたいですね<早稲田さくら祭り)は休日出勤が入っているので行けないのですが、とにかく見てみたいと言う事で出かけました。



 ライトアップこそはされていませんでしたが、非常に見応えのある桜でした。写真で取ると露光時間の関係でそらが多少明るく見えていますが、実際にはもう少し暗かったような気がします。とは言え、予想通り見事な桜でした。やっぱり桜祭りの日に行きたかったなぁと。
 その後、都電の中で合流した友人と「もっときれいな所があるよ」と言う事で、再び都電に乗って向原電停へ。
 電停から少し歩いた商店街に向かうと・・・桜の木がアーケードを作っていました。石神井川神田川も、静岡のお堀の桜も「水辺」と「桜」の取り合わせでしたが、それとは違った「まちに溶け込んだ」桜が何とも言えないいい雰囲気を作っています。
 
 
 
 見上げれば桜の花。決して賑やかな商店街ではないのですし、神田川の桜とは違って人通りもまばらではありますが、そこに居る人をずっと見守っているような光景です。本当に印象的な桜です。そんな商店街の中には中学校がありました(本当の「西巣鴨」って地下鉄の駅ではなく、この大塚のあたりを言うらしいです)。舞い散る桜吹雪の中を新しい希望を抱いて新入生が歩いていく。そんな当たり前のような光景、だけど、本当に日本らしい光景があと数日したら見る事ができるのかもしれません。


 当たり前のような光景、だけど、そこにある様々な「桜」と共にある物語。
 来年もまた、どこかに探しに行くのかもしれません。