静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

どこで導入年次を見つけるの?

 先日トラックバックがあった「高速バス.info 【東京〜大阪★バスの知恵】」さんの所で、ウチの所がこんなん紹介されておりました。


バス板看板倉庫番 運行日誌: 静岡駅2346→東京駅
「D674-99504号車。99年導入の車両...」って、型番から導入時期がわかるんだ!!
 JRバスに限ってはこれが分かってしまいますw。てな訳で簡単に説明を。たとえば・・・こんな車両を紹介してみましょう。あれ?この手の型番って結構出てきているんジャマイカ?って思った方、このBlogを良く読まれて居る方と思います。乗った場合に

車両 :H658-05404号車(JRバス関東 東京支店)
 てな感じで毎回書いてるしw。ちなみにこいつは「社番」と言って、「それぞれの会社で車両を管理するための番号」です。まぁ、資産台帳に書くときに「どの番号だかわかんねーよ」って言う事で、車体にそれぞれ固有の番号を付けて管理するための番号です。あくまでもバスヲタ向けのもんじゃなくって、経理処理上必要なだけwwwwwなんです。ほら、貼ってあるでしょ?会社や学校の備品になにやら番号を書いているシールがw。あれに書いてあるのと全く一緒。

D674-99504
この間乗った「それ」ですね(苦笑)。

D 車体仕様 L:低床 M:標準床 H:ハイデッカー S:SHD*1 D:DD*2
6 車体長 1:小型 2:中型(-8.4m) 3:中型(-9.8m) 4:大型(-9.7m) 5:大型(9.8m-) 6:中長距離観光 7:15m*3
7 車内仕様 2:前/横向混用一般 3:前向一般 4:4列シート 5:4列/トイレ付 6:3列 7:3列/トイレ
4 メーカー 1:いすゞ 4:三菱ふそう 7:日野 8:日産ディーゼル 0:その他
99 導入年次 西暦下二桁
5 サス*4/扉 1:リーフ/前 2:リーフ/前中 3:リーフ/前後 4:エア/前 5:エア/前中 6:エア/前後
04 車両の固有番号

赤くなっている文字の所、ここを見て判断できる訳なんです。ちなみに、この車両のプロファイルを言うとこんな感じになります。


「二階建の中長距離/観光用で、車内は3列シートトイレ付の三菱ふそう製の車。99年に導入され、エアサスペンションの前・中にドアがあるタイプの04番目の車両」
 ただ、上の表はJRバス関東のそれですので、ドリーム号で共同運行をしている西日本JRバスの車両や、よくこのBlogでも取り上げている「しみずライナー」で共同運行をしているJR東海バスのものとは異なります。ただ、JRグループの場合、国鉄の頃から基本的な符番基準は引き継いでいますので、ハイフンのあとの数字で年次を見る事は可能です。
 では、この車両の場合はどうでしょうか?

 JR東海バスの「しみずライナー」の車両ですね。頭にアルファベットは入っていませんが、この車両は「747-04951」ですので、2004年に導入された車両である、と言う事が分かります。
 で、ちょいとわかりにくいのが西日本JRバス

 「プレミアムドリーム号」や「プレミアム昼特急」に運用される車両ですが、この車両は「744-0975」号車です。西日本JRバスの場合は、ハイフン直後の数字1桁が「導入年次西暦の下一桁」になりますので、この場合は2000年に導入された車両である事が分かります。


 まぁ、正直知っていてもバスヲタ扱いされるだけなので、高速バスに乗ったときに「あ、○○年の車両だな」って言う事を見てひとりでほくそ笑むのが吉かと思いますwwwww。

*1:スーパーハイデッカー車

*2:二階建て

*3:メガライナー 特認車

*4:サスペンション