静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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歩み寄りなしですか。

*ダメ偽公務員、情熱系( ´ー`)y-~~からのコンテンツ異動分です*
 最近、ここらへんのネタを書いてないのは某静岡新聞のwebページが「IDとパスワードを入れないと中に入れない」って言うF--kな仕様にしやがっているのが最大の原因なんですが、久々に書いてみようかと。


 浜松市行財政改革について審議している第三者機関「市行財政改革推進審議会」(会長・鈴木修スズキ会長)の公開審議(本年度第4回)が29日夜、同市中央の静岡文化芸術大講堂で開かれた。初めて出席した北脇保之市長は、従来の市の公式見解を踏襲する形で、自らの行財政改革の持論を繰り返し、行革審の委員の求めとは隔たりは大きいままで、鈴木会長が「成果はなかった」と会見で話すなど決裂した格好になった。
 鈴木会長らが唯一前進としたのは職員の持ち家住居手当の引き下げで、北脇市長は「よりスピードアップしたい」と述べて月6200円の額を国の月2500円まで段階的に引き下げる見直しを早期に行う姿勢を見せた。ただ鈴木会長は「段階的でなく、まず2500円に下げてから考えるべきだ」と即刻の引き下げをあらためて求めた。
 ほかに行革審が問題視している市長公舎や三役の給与・退職金などについては「報酬審に客観的立場で判断していただきたい」などと従来の見解を繰り返した。また、行革審の提言に市が90%答えたとしているのに対して、行革審が62%としていることについては「提言は(市の行政経営計画に)反映したと思う」と述べ、「中には考えが違うものもあり、説明していきたい」と市の見解の妥当性を強調した。
 北脇市長の主張に対して、鈴木会長らも一方的に従来の意見を述べ、意見の融合など新たな展開はほとんどなかった。今後については「向こうが決めること」と鈴木会長は語り、行革審が再度開かれるかは不明だ。
浜松行革審が“決裂” 市長、持論繰り返す静岡新聞(10/30)
 まぁ、静岡市民である所のおいらにはあんまり関係ない部分もあるんですが、どうもこの記事を読んでいて気になる部分があるんですよね。それは、お互いに「歩み寄りをしてない所」な訳で。
 まず、行政サイドが「意見を聴こう」って言う事をしっかりと持っているかどうかと言う点。市長が「このままの状況じゃどうにもやって行けない。だったら知見のある人の意見を聞こう」って言うのが一番最初のスタートになるんじゃないのかな?って思う部分はあるんですよね。そうなってくると、やはり行政サイドとしては「市行財政改革推進審議会」の意見は意見として聞かなくてはならないだろうし、出来る範囲の中でその意見を反映させなくてはならないと思う訳で。正直、今までの考え方を一方的に述べているだけではこの審議会を作った意味が正直無いと思う。委員の謝金や旅費、他にも事務方のコストを考えれば正直な話無駄遣いなんじゃないのか?って思う所は実際ある。作った意義はあるのだろうけど、結局作った事で自己満足って言う感じか。
 その反面で、民間サイドも民間サイドになるんじゃないのかな?って思う。確かにスズキの会長って言えば、変な話市長や県知事でも敵わない部分がある訳なんだろうけど、余りに一方的な意見を言っている部分はあるんじゃないのかな?って思うわけで。「鈴木会長らも一方的に従来の意見を述べ」って言う部分が、どんな意見なのか追いかけていないので、正直どんな感じかは分からないのだが、行政がどのような形で回っているのかって言う事を理解した上で、一足飛びに様々な施策を実施するのではなく、ステップを踏んで行くと言う事も正直な話重要だと思う訳で。行政は民間企業のように、究極的な目的を「金を儲ける」事と設定出来ない訳だから(確かに行政も「金を儲ける」ことが出来なくては、社会政策の実施も不可能な訳ではあるんですが)、その部分で歩み寄りって言う部分があって然るべきなんじゃないだろうか。
 まぁ、行政の事が分からない民間、民間の事が分からない行政、って言うのはどう考えても仕方が無い部分なので半分ほど諦めている自分が居たりする訳なんだが、民間セクターであろうとも公的セクターであろうとも、地域社会と言うアリーナにおいては「地域の価値をどのように向上させるのか」って言う事では共同の目的を持ち得るものだと思うし、そのポジションによって色々な役目を持っているものではないだろうか。そんな中で、お互いがお互いによって必要なリソースであるって言う事を考えれば「もっと上手にお互いを使う」って言う事くらいはやっていいんじゃないのかなぁ・・・なんて思う所がある訳で。折角のアリーナを潰してしまうのは余りにも勿体ないような気がする訳なんだが。