静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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オンライン結合?


 JRバスグループは11月1日、同グループの高速バスチケット予約・販売システム「高速バスネット」を、全国で110社以上のバス会社が利用するシステム「発車オ〜ライネット」に結合させた。2つのシステムの間で在庫の自動調整を可能にし、チケットが売れ残るリスクを低減させた。JRバスの高速バスは、各地域のバス会社と共同運行され、2つのシステムで併売されるものが少なくない。
(中略)
 例えば、ある高速バスのチケットを高速バスネットと発車オ〜ライネットの2システムを通じて10枚ずつ販売し始めたとする。発売日から何日か経過して片方のシステム上の在庫がゼロになったら、事前に指定しておいた比率で在庫を2つのシステムに自動的に再配分できる。
JRバス関東、チケット予約・販売システムを構築
 標題はJRバス関東って出ていますが、考え方としてはJRバス全体の話になると思います。
同じようなシステムを持っていて、かつ、一つの車両で複数の販売経路を持つって言うのは正直言って座席管理が大変だと思います。いや、それこそ主催旅行でも在庫管理って結構面倒なだけに・・・。
 「高速バスネット」と「発車オ〜ライネット」のシステム結合とは正直な話驚きました。うわさではJR側が「誰が手数料払うかこのヴォケ」って言うところから始まった、などと言われていますが(その真偽は別にして)、ユーザー側から見れば「どこで予約すりゃいいの?」って言う事を考えると確かに使いにくい部分はありますよね。まぁ、実際に在庫はそれぞれのシステムで持っておき、在庫0段階で調整するって言うのが一番合理的だと思いますが、完全に在庫を共有化しておき、必要に応じて出すって言う形にはなってないようで。
それこそ、JTBとかの予約システムの場合でいう「端末結合」は、JTB端末から社線の在庫を照会すると実際に各社のDBを読みに行き、リアルタイムで在庫を表示するって言う形なので、その「端末結合」って言うわけではないんじゃないのかなと思います。
 それでも、空席リスクを低減するのにはいい方向だとは思います。

 今後、高速バスネットシステムをさらに強化し、早ければ2007年1月にも乗務員に通信機能を備えた専用端末を持たせる。例えば無線LANを利用して、バスが停留所に着いたときに最新の座席表情報を端末に送信する。この仕組みが実現できれば、バスの発車直前だろうと、高速道路上にある各バス停に立ち寄ったときだろうと、空席さえあればいつでも車内でチケットを販売することができる。
(同上)
 このときでしょうね。色々と大きく変わるのは・・・って、来年の1月じゃん!