静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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【リバイバル】国鉄バス 水都東西線&JRバス関東【水戸支店】 その3 水都東西線-1


 車両 :2号車・・・M537-93404号車(JRバス関東/宇都宮支店)
    (1号車・・・M527-92607号車(JRバス関東/水戸支店))
 運転士:2号車・・・JRバス関東 宇都宮支店
     (1号車・・・JRバス関東 水戸支店)
 車掌 :2号車・・・JRバス関東 水戸支店(城東車庫〜水戸駅茂木駅)
     (2号車・・・JRバス関東 水戸支店(茂木駅宇都宮駅〜一条町))
 これもメインイベントの一つ、「水都東西線リバイバル運行」。
 路線としては水戸駅から国道123号線を水戸市内・城里町常陸大宮市を走り、那珂川を渡って栃木県茂木町・芳賀町宇都宮市を走り、宇都宮駅まで結んでいた。ただし、茂木駅から東側は「水都東線」、西側が「水都西線」と言う事であった。正直、「国鉄バス」の一般路線には全く縁が無かった自分ではあるが、乗ってみると結構楽しかった訳で。それも、当時の事を知るドライバーさんが車掌さんとして交互でありながら乗務をされると言う事や、貸切車両ではなくて本当の一般路線車での運行と言う「当時を可能な限り再現」と言うこと。おまけにダイヤも当時のそれを再現。
 まずは城東車庫から水戸駅へ回送。

 水戸駅15:30発。水戸市内を宇都宮に向けて出発。今では路線バスが走ってない道路を抜けて行く。

 水戸芸術館、行ってみたかったですね。まぁ、最初の頃は本当に市街地って言うか普通の住宅地を走っていきますが、次第に車窓には土と緑が目立ってくるようになります。窓を開けてのんびりバス旅モードに突入している訳で。車内ものんびりとしたいい雰囲気。

 ああ、何か本当に癒されます。何か台地の上を走っているようでしたが、途中でいきなり峠道顔負けのヘアピンカーブを下る訳で。地図で言えばここらへん。この坂を下ると那珂川の水を使った水田の光景が広がります。

 田植えはまだ終わってない状況でしょうか。

 こちらの方は田植えも終わっているようで。初夏を思わせるような日差しが水田に映えて本当にのんびりとした風景の中をバスは走っていきます。なかなか楽しめない光景ではありますね。そんな中を時々今の道路から外れて集落の中を走る旧道も走っていきますが、「あれ?何でこんな所をJRのバスが走っているの?」と言う人もあれば、「昔は国鉄バスも走っていたんだよねぇ」って思う人も居たのでは?なんて思います。
 再び那珂川を渡り栃木県へ。ツインリンク茂木の入口をかすめ、真岡鉄道茂木駅前に入ります。ここには昔の国鉄バス宇都宮自動車営業所の茂木支所があり(今では宇都宮支店の茂木宿泊所)、今でもJRバスが乗り入れて来ます。

 車掌さんの誘導も鮮やかに、乗ったバスは入ってきます。後ろの休憩所では「何事か?」と言う事で、左側の路線バスのドライバーさんが珍客の到着を見ていました。

 茂木駅 17:00-17:22
 ここで小休憩&撮影会タイム。何枚か私も写真を撮影しましたが、駅前に鮎の塩焼きを売っている売店があったので、そこで1本購入。どうやら自分が買ったのは最後の1本だと言う事で(まぁ、鮎の解禁は興津川で6/1だと思ったのですが、そこらへんの話は野暮なのでスルー)。美味しく頭から頂きました。「みなさん綺麗に食べますねぇ」って言う事をお店の人が言ってました。このお店の人も、ツアーのバスを見て「懐かしいわねぇ。国鉄バスの頃は私も使っていたわよ」なんて事を話されていたのが非常に印象的だったり。そして、バスは一路宇都宮に向けて出発します。