静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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PRって言う事。

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このエントリは、私倉庫番の個人的に思うところを記したものであり、所属する諸団体の意見を反映したものでは無い事をご了解下さい。


 富士山ろくエリア(沼津市三島市富士市富士宮市長泉町)で本年度から展開されている文部科学省委託「都市エリア産学官連携促進事業・発展型」の第1回産学官連携事業推進委員会が20日、長泉町の県立静岡がんセンター研究所で開かれた。
 地元市町や経済団体、企業、研究機関などから選ばれた委員ら約30人が参加。事務局のしずおか産業創造機構ファルマバレーセンター(PVC)から説明を受け、事業計画などを確認した。
 2009年度までの3カ年を期間とする「発展型」事業では、同エリアで06年度まで3年間実施してきた「一般型」事業の成果を踏まえ、がん診断薬、診断用抗体、診断用装置の開発など10テーマの研究を進める。さらに、地場企業の力を活用し、産学官連携事業化・製品化を目指す。
 PVCの井上謙吾所長が委員らに「事業化・製品化に向けた特許戦略とともに、地元企業と提携していくためのシステム作りを重視したい」などと呼び掛けた。
10テーマの研究推進 富士山ろく都市エリア産学官委静岡新聞8/21
 修士論文で追っかけていたフィールドでのその後の話です。今は直接こちらの方の分野にタッチしている訳ではないので正直な話状況を掴んでいない所ではあるのですが、発展型に移行する事が出来たって言うのは喜ばしい話ですよね。同じ静岡県内の中部地区でやっていた方も発展型に移行できた訳なんですが。
 正直な話、この事業って言うのは「ある種の社会実験」的なものが有るのではないか?と言う事を思っている所なんです。確かに医療関係の工場立地はあったのですが、個々の工場が横の繋がり無く動いていたって言う所がそれ以前の状況だったような気がしますが、その部分を横に束ねたと言うのが東部地区でのこの事業だと思うんです。そう言う部分では「眠っていた地域資源」を活用しているとは思うんですが、果たして人口に膾炙しているのかなぁ・・・って言うのが実際の所なんですよね。それこそ、地域住民が主体となった色んな動きが出てきてもいいんじゃないのか?って思うのですが、やっぱり基本的には県からの情報発信で「こんなもんがあるんだ」って言う事を初めて知るって言ったものもありますし、もっと積極的に色々と打って出ていいのでは?って思うんです。
 医療関係の産業集積って言う事で言えば、それこそ神戸あたりが非常に有名ですので、結構新聞なんかを読んでいると神戸方面のネタは出てくる。だけれど、静岡のネタが全国的に出てくるって言うのは正直な話あんまりないのが実際の所なんじゃないかなと思います。まぁ、常葉菊川高校とか言うものも最近では旬ですが、やっぱり「温泉」って言うイメージが「静岡」って言う地名を聞いて連想されるトップに来るものではないのか?って思うんです。
 んで、話が飛ぶようですが、この間東京へ行ったとき「交通広告グランプリ2007」の入賞作品の紹介をするADトレイン@山手線に乗ったんです。で、静岡県が提供していた「伊豆マガジントレイン」と言うが企画部門の優秀作品賞を受賞したとか。う〜ん、確かに手っ取り早いって言えば手っ取り早いですし、来訪者の数を増やすためには費用対効果が高いって言うのはあるんでしょうけど、もっと県内で動いている色んなプロジェクトを外部でPRするって言うのも必要なんじゃね?なんて思ったりします。
 幾らいい事業をやって、そこで色んな結果を挙げたとしても「何かをやっている」って言う事を対外的にPRできなきゃならないって思うんですよね。正直言って予算の関係とか色んな問題があるのは十分に承知しているところなのですが、やっぱり「自分たちの事を知って貰う」って言うのは本当に重要だと思います。情報の非対称性って言う事も言われていますし、もっと色んな情報を積極的に提供する必要がありますね・・・。