静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

新車、だけど貸切用?

 以前こちらのエントリで書いた、さらっと予告されていたJR東海バスの新車。こちらのページでしっかりとその中身が出ていました。
■車体

(JR東海バス公式webページより管理人編集)
見る限りでは普通の日野セレガなんですが(それでも静岡駅発着系統にはなかなか入らない車両ですが(´・ω・`))、恐らく暫くは「高速路線」ではなく「貸切」用として使われるのではないかと思う所。

まず社番。JR東海バスの社番附則基準はこちらの方に書いてありますが、このバスの社番である「647-08952」を見ると一番頭の数字が「貸切用」を示す「6」である点に注目です。通常の高速線用車両ですと

(自前写真)
このように「7」から始まる社番になっています。また、後輪の上に入っているロゴにも注目です。高速線用車両の場合には

(自前写真)
"HIGHWAY BUS"と言うようなロゴが入っていますが(個人的にはこのロゴは結構好きだったりします・・・って関係ねぇかw)、この新車には

(JR東海バス公式webページより管理人編集)
"TOKAI BUS"と言う「何それ、伊豆の方にある小田急系列のバス会社?」と名前を聞いただけでは勘違いしてしまいそうなものになっています。このタイプのロゴは貸切用車両に入っているだけだったりする所で。
■椅子

(JR東海バス公式webページより管理人リサイズ)
しずてつの静岡成田空港線用相良573号車・574号車に次いで、JR東海バスにも楽座シートが登場。楽座シートにも数タイプ存在しますが、恐らく日野の車両と言う事を勘案すると、JRバス関東のH657-07401〜07406号車のタイプ(センターアームレスト格納部後方が空いているもの)になるのではないかと推測します。いや、そんな事別にどうでもいいんですけどねw。どうせ乗ってしまえば同じでしょうしwwwww。しかし、JRバス関東の紺色、しずてつのダークグレーに比べてこの華やかな色遣い、なかなか良い感じかと個人的には思ってみたり。
■洗面所

(JR東海バス公式webページより管理人リサイズ)
以前のエントリでこんな事を書きました。


36人乗り、豪華化粧室・・・って言うスペックから考えると、それこそここらへんと同じようなスペックの新車になるんじゃないかと思う所で。
写真を見る限り、やはり最後部を丸々使って洗面所にしている訳で、これだったら使いやすいかもしれません。いや、一度新セレガ@JR関東のトイレを使おうと思ったのですが、余りの狭さにやめてしまった訳で。それこそ西工02MC-I型のトイレの広さはすげーって思った訳で。
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とまぁ、ざっと見た感じを書いてみたのですが、恐らくある程度の車両数が揃うまでは貸切用車両として運行を行い、そろった段階で「4列ワイドシート車」として運行便を限定して高速路線用車両としての登録変更・社番変更(647-08952→747-08952)に変更を行うのではないかな、と思います。
あくまでも個人的な考えですが、JR東海バス在来線からの撤退を決めている以上、「高速バス」と言う収益を得る部門の他にも「ツアー」と言う部分での収益を得る必要があるのではと思う訳で。確かに今までJR東海バスのツアー内容を見てみると「安いツアー」ではなく「比較的高級志向」のある展開を行っているのではないでしょうか。そんな中で「JR東海バスのツアーならばバスもゆったりしてるし、ホテルとか食事も良いところ使ってるよね」と言うような評判を得るために、比較的年齢の高い人をセグメントとして見ているのではないかと思う所で。ひいては、そのブランドイメージを「高速バス」にも持ってもらい、新幹線じゃなくって高速バスで出かけるときはJRの高速バスを使おうか、って言う方向に持って行きたいのではないかな?と推測するところで。
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それにしてもしかしまぁ、静岡支店所属の車両が比較的経年車が多くなっている訳で。そこらへんの置き換えをどう進めるのかって言う事も気になる部分ではあるんですよね。あと、この車両が仮に高速路線用となった際、どこの路線に入るのかって言う事も気になる訳で・・・。