静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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おいおい、またかよorz

静岡新聞より。


 7月の農商工等連携促進法の施行を受け、県と浜松市、浜松商工会議所、県商工会連合会、JAとぴあ浜松などは11月にニュービジネスの創出に向けた連携組織を立ち上げることを決めた。来年2月には同組織が主催し、浜松市内で西部地域の経済活性化を探る農商工連携フォーラムを初めて開催する。
 円高や原油高などで中小企業、農林漁業者の経営が厳しさを増す中、法律に基づく有機的な連携を模索するのが狙い。地域の農産物を大手スーパーで全国販売したり、農家とメーカーが食材を共同開発したりするなど新しいサービス展開を目指す。
 連携組織には、独立行政法人中小企業再編整備機構関東支部やはままつ産業創造センター、三遠南信バイタライゼーション、農業生産者、個人商工経営者なども加わり、産業、地域の枠組みを超えて新技術、商品の開発や販路開拓に取り組む。
 フォーラムは地元金融機関も協賛し、基調講演や分科会による意見交換を予定している。
農商工連携、県西部に新組織 関連団体と県、浜松市■10/17 静岡新聞
 何でも組織を作って事業をやればいいってもんじゃないだろ、常識的に考えて・・・と個人的には思う所なんだけど、ちょっと考えてみると「農商工連携」って言うのは今まで経験した事の無い領域って言う感じがしないでも無い所なので、そう言う面では「色んな考え方」って言うか、主体によって色々と違う部分があると思う。実際、自分の本業関係でも「中小企業」って言うものの中に「農業」とか「漁業」も入るって言う事を認識したって言う事もあったりしたワケだし。つか、あれにはマジで俺もびっくりした。
 とまぁ、アホな事を書くのはちょいと別にして、この「農商工連携」って言うスキームは結構面倒臭いワケで。概要的なものはここらへんを見ていただければ幸せになれるとは思うけど、他の新連携とか地域資源活用プログラムとかと被る部分もあって、正直「もう少し事業を整理した方が良くね?」なんて思う所があるワケで。予算取りの関係もあるんだろうけど、現場で動いている人間から見た場合には「この部分○○と被ってるだろJK」とかつい言ってしまいそうになるだよなぁ。
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 この手の事業に関していつも思うのは「認定のハードルの高さが異常」って言う所。
 恐らくそのハードルの高さに絶望した!って言うような案件もあるだろうし、この手の施策を使わないでも「いい関係」で出来ている具体的な「農商工連携」って言うようなケースって実際にはあるのじゃないか?って思う。変な言い方をすれば「確かに資金的な面で有利になるけど、お金を貰えるor有利に調達できる=余計な細かい所まで言われる」って言う部分はある。確かにあるんですよ、自分もこんな商売やっているもんで(笑)。
 そこらへんに関しては財源が財源なもんで「説明責任があるんですわ」って言う事で納得して貰う事も多々あるワケですから・・・まぁ、仕方ない部分はあるんですが、もう少しどうにかならないのかなぁって思う部分はあるんです。とは言え、「使えるものは上手に使って欲しい」って言う所はあるんですわ。面白い事業は正直やっていて「面白いぜ」って言う部分もありますし、そう言うものに関しては仕事とかそう言う事を抜きにしても「マジでこれ手伝いたい」って言う事はありますからね。