静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

再開発についてつらつらと。

昨日のエントリに対してこんなコメントを頂きました。


再開発のスキーム自体が問題なのかもしれませんね。「役所が絡むといいビルにならない」なんて話も聞きます。
静岡でも伝馬町の109のビルは鳴かず飛ばずだったし、同じ伝馬町のぺ(略)も悲惨なものがあります。島田に至っては本当に悲惨ですからね。最近は「今のままがいい」という保守的な理由での反対ばかりでなく、事業採算性を見越して反対する人も多いようなのでその辺の見直しも必要なんじゃないかなとは思いますけどね。
新静岡センターの建て直しが市街地再開発事業になっていないのもこの辺にあるのかななんて勝手に思っています。
八郎様、コメントありがとうございます。確かに呉服町の5Jビル(あれだ、伝馬町の109だ)は109が入ったからいいようなものの・・・と言う部分もありますし、ペ(ryについても同様ですよね。個人的にはどっちも動線的にはいいものがあるのではと思うのですが、どうも今ひとつ「何か」を掴み切れてないのが実際の所なんじゃないのかな、と思う所で。
ハード的な部分に関しては正直教科書レベルの話でしか分からない部分もあるので言及出来ない部分もあるのですが、個人的にはペ(ryに関しては住宅部分での販売収入でビルを建てると言うスキームってのがどうなのか?って思うんですよね。確かに中心部居住って言うのは非常に望ましい部分があるんですが、さて、これが静岡の人間の価値観から見た時に「やっぱり土地付き一戸建てじゃないとダメだろ常考」って言う部分が仮にあるとすれば、「都心部のマンション」と言うものの資産価値がどうなるのか?って言う部分までも考えなくちゃならんのではないかと。何かそう言う部分の「静岡のとって必要なもの」と言うものを探していく必要があるわけで。
島田の事例は大体見当が付くのですが、結局役所作ったスキームをどう「使いこなすのか」って言う部分だと思うんですわ。財源が税金である以上、そこには当然ながら説明責任が生じる訳で、その説明責任を担保するために「このように使いなさい(使わないのが判明したならば、補助金は返還しなさいね)。」と言う条件が設定されてくると。その条件を了承した上で使うのであれば何も問題無いですし、当事者が自身が目指す方向性と補助金の方向性が合致するのであればいいと思うんですよ。ですが、その方向性が合致しない状況で「資金が欲しいから」って言う事で下手に使うと禍根を残してしまうわけですから、・・・頼むからその部分気付いてくれよ、と別の分野で色々と思ってしまうおいらもそこにいる訳で。
あ、何か長くなってしまいましたね。
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個人的に「再開発」とは「エリアに持たせる役目の再検討」って言う事なのじゃないかと思う訳で。その中には都市機能に不足しているモノもあるわけですし、その不足してるものを新たにその場所に立地させる事によって都市機能の充実を図る作業だと思うんですよね。そんな中でペ(ryに関して言えば「図書館足りないね、産業支援施設欲しいね(市的な意味で)。だったらその中に入れようよ」って言う流れであるとは思うのですが・・・いや、確かにプラスの恩恵を受けてますわw。でも、そのような部分も必要だけど、全体の機能分担の中で本当にペ(ryに入れるべきであったのか(市役所の中にあってもいいんじゃね?的な意味で)と言うのもあったりする訳で。
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個人的には「完全に民間に任せる」と言うのは正直不可能だと思いますし、それこそ最大利潤を追求する方向に行った場合(最大利潤の追求を否定するものではないですが)、どこかでその最大利潤を目指す動きのコンフリクトが発生し、結果的にユーザーにとって不利益が発生するんじゃね?って思うんです。そのコンフリクトを解決するための役目が行政にはあるのかなぁ・・・って思う所なんですが。はい。