静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

103次 台北→左営

 何か良くわからないが、「高雄に行こう」と思っていた訳で。変な理由ではあるが、ある時見つけたBlogでこんなバス高雄には居るらしい、と言うのを知って「やべぇ、ネタでいいから見に行きたいwww」と思ったのが実際の所(結局は見る事が出来ませんでしたが)。また、前回行った時には台中までしか行かなかった(と言うか高鐵開業前なので行けるはずもない)と言うのがあったので「人生で一番南に行ってみたい」と言うただそれだけだったりする訳で。要するに
 理 由 は 何 で も い い 。
・・・正直病んでいますがね。
****
まずは夜も明ける6:00頃にホテルを同行者と出発。もう一人は途中で撮り鉄やら旧客乗りながら台湾一周と言う事をするのですが、流石においらはそこまで(と言うかそれは次回の楽しみにしたい)は・・・と思う部分があったのですが。同行者はまだ高鐵の切符を取ってない訳で、「そんだったら、商務車乗らないか?」と言う事になった。このあたりが鐵ヲタだなぁなんて思う所で、結局1,000元(約2,700円)程を支払って上級変更。

この「商務車」と言うのは日本で言う所のグリーン車になる訳で。やっぱり値段は相当違いますw。まぁそう滅多に乗れる乗り物でもないのでいいって所でしょうか。改札を早速通ってホームに上がる・・・いや、台北駅は地下ホームになるので下るになるのでしょうか、早速乗るべき103次が既に2A番線に待っておりました。

色こそ違うものの、確かに日本の700系新幹線とほぼ同じ作りをしています。ちなみに台湾(台北の場合ですが)台中・高雄方面へは「下り」ではなく「南下」と言う訳で、逆に高雄から台北方面へは「北上」と書いております。確かに分かりやすいかもしれないなぁ、なんて思っている訳で。で、話は結構違ってきますがこの台湾高鐵の案内表示板などのデザイン類は非常に統一感があり、かつ、上品に仕上がっているなぁ・・・なんて思う所。確かにJR東海の駅案内表示のデザインは非常に統一されていて見やすい見にくいは別にしても「整っている」感じを受ける訳なんですが、台湾高鐵(HSR)も同じ感じなんですよね。

月台(プラットホーム)の駅案内と番線表示はこんな感じのデザインになっています。けれども発着案内のLEDは

「月台」と言う文字が明朝体になっていたりとかする訳で、ここらへんは「台湾だなぁ」なんて思う所なんですよね。列車は既にホームに入っていますので

取りあえず乗り込んで荷物を置いてから構内をブラブラ歩いたり。そんな時、1本前の403次(各駅停車)が出発する時間になったので、思わず動画で撮影をしてみたりしました。

実はこのデジカメで初めての動画撮影と言う事もあり最初の方はぶれまくりなんですが・・・乗車促進チャイム音は別にしても出発時のインバーター音はまさに日本のそれだったりします。と、1本前の列車を見送ってから103次の車内に戻ります。

商務車の車内はこんな感じです。・・・あれ?どっかで見た事あるような気がしないでもないなぁ・・・。

そして、商務車の椅子。ますますどっかで見た事ある訳なんですが、やっぱり700系の直系子孫です。本当にありがとうございました。ただ、後は車内の蛍光灯が電球色だったらマジでバッチリなんですが、いや、良くわからないんですがw。
***
結局商務車は台北を2人で出発し、板橋での乗車は0、台中から一人乗って来たと言う具合で「ほぼ貸切」状態でした。しかし、目の前が壁なのは・・・まぁ、販売システムが日本のそれとは違うからいいでしょう。乗り心地は日本のそれと全く変わるところがありませんが、トイレの中まで「そのまんま700系」って言うのには驚いたというか何と言うか。しかし、大きく違う所が1つあります。それはハード面では300km/h運転、商務車と言う面では「ドリンクサービスがある」って言う所ですね。日本では700系は285km/hが最高速度で300km/hは500系だけですが、やはり280km/hを越えると窓の景色の流れ方が全く違ってくる訳で「あれっ?」と思うとただ今293km/h(ただし和訳)なんて車内案内表示板に出て来る訳で。正直、300km/hを体験したのは1度しかないので新鮮でしたよ。
後はドリンクサービス。コーヒーと紅茶、おつまみ(ナッツかケーキ)を貰える訳で。

まぁ、しっかり貰ってしまいましたが。後、台中を出てから暫くして小さいペットボトルの水のサービスもあったり。やっぱり「高鐵」は特別な列車なんだなぁと感じましたね。
***
車窓は明らかに日本とは違います。各駅ともこれから駅周辺は開発が始まると言った風情でまだまだ空き地(?)が残って居る訳ですし、日本では見る事が出来ない椰子の木をあちこちに見る事が出来「南に来たんだなぁ」と本当に感じます。

いや、本当にこんな感じの車窓ですからね。そんなこんなで1時間30分程度で台湾第二の都市高雄、高鐵で言えば「左営」駅に到着します。

普段乗り慣れている「新幹線」ですが、随所に「違い」を見る事が出来たと言う事や、前回訪問した際には高架橋しか見る事が出来なかった(苦笑)だけに、楽しく時間を過ごすことが出来ました。

駅の造りも開放的で、デザインを見て居るだけでも本当に飽きないですよ。是非時間があれば乗車してみる事をお薦めします。