静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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台鐵 復興号116次 高雄→嘉義

 高雄站で前々から欲しかった弁当箱(ステンレス製の容器そのもの)を購入し、昼飯代わりにNT$100の鐵路飯盒を買い込んで再び高雄駅のホームに上がる。売店で緑茶を買ってしばし待っていると先ほど乗った列車と同じ種類の車両が入ってくる。
 台湾の列車は日本の鉄道のように「運賃+特急料金」と言う運賃体系にはなってなく、「自強号」(特急列車相当)、「莒光号」(急行列車相当)、「復興号」(準急列車相当)、後は区間車やら区間快車と言った快速や普通列車相当の列車がになる訳で。「区間〜」と言う列車種別には指定席が無いわけで。何かサイトを色々と見て居ると正直ややこしい。考え方としては、日本の電車のような感じじゃなくって、むしろ高速バスみたいな感じかと。
 静岡から東京に行くのに「駿府ライナー」の予約を取ったけど、やっぱり「渋谷・新宿ライナー静岡号」で行こうって言う時には「駿府ライナー」の切符をキャンセルして、改めて「渋谷・新宿ライナー静岡号」の切符を買う訳で。それと同じように、台中から台北に行くのに「自強号」の切符を持って居るけど、用事が早く終わったので、早い時間の「莒光号」に乗って行こうとするのならば、「自強号」の切符を払い戻し、「莒光号」の切符を買い直す、って言うイメージでしょうか。
 とまぁ、長たらしい話は別にしてw。

■車両番号と台鐵のマーク。

■行先表示器
あ〜、マジでいい雰囲気。で、早速車内に乗り込みます。

■車内
準急列車、だからと言って侮ってはいけません。流石に椅子の表面はビニールレザーですが、椅子そのものはしっかりとしたリクライニングシートでして、結構快適に在来線列車の旅を楽しめそうです。

■椅子に座って
本当に国鉄の特急列車、って言う車内ですね。で、出発を待っている間に隣の席にお客さんがやってきます。おばあさんで、多分「失礼しますね」と中国語で言ったのかとは思いますが、こちらは言葉が分からないので「どうぞ」と日本語で話したら「あら、日本人の方ですか」と。
・・・日本語で話しかけられましたよ、いやマジで。
「日本人の方がこの列車に乗るなんて珍しいですね。どちらまでですか?」
「嘉義までです」
「私も一緒ですよ」
・・・みwwwwwwなwwwwぎwwwwwっwwwwてwwwきwwwたwwwww
この隣の席の方からみかんや何故か林檎まで頂いて、道中は全く飽きる事がありませんでしたよ。と言うか、最近日本を旅行していても全くそんな事ぁ無いもんで本当に楽しかったです。
「今日はどちらまで行かれるんですか?」
「嘉義までこの列車に乗って、嘉義から高鐵で台北まで戻るんですよ」
「そうなのー。台湾はどうですか?」
「日本とは見るもの聞くものが全く違いますし、食事も全く違いますので本当に楽しいですよ」
他にも現地の方の暮らしやその他諸々を聞きながらと言う感じでした。そんな中でも

先ほど高雄で買ったお弁当を食べたりとか、車窓の風景を眺めたりとか、高鐵で台北から左営まで行くのとは格段に遅いですが、そう言う意味では本当に楽しかった2時間です。「嘉義で降りるんですよね、それだったら嘉義の鶏肉飯食べて行きなさいよ」と言うようなアドバイスを貰ったり。そして、そんな楽しい時間も終わりで。
「今度は中国語を勉強して台湾に来た方がもっと面白いですよ。また会えるといいですね。」
「こちらこそ本当にありがとうございました。」
・・・いや、マジで診断士の勉強が終わったら中国語会話(当然台湾の繁体字の方)を勉強したいと思いましたよ。英語よりこっちの方が面白そうですわ。

 嘉義の駅でおばあさんと別れ、取りあえず駅前にある鶏肉飯屋を見つけて早速食べる<食べすぎ。

 思ったよりあっさりとした味でウマウマ。ちなみに嘉義駅は阿里山森林鉄道への乗り換え駅で、こちらもそのうち一度行ってみたい所。

 もう一度嘉義に来る!そんな事を考えて高鐵駅行きのBRT(Bus Rapid Transit)乗り場を探すと・・・反対側の出口かよΣ(゚д゚lll)ガーン。