静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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09年青春レディースドリームなごや号向け新車

 流石に青春レディースドリームなごや号には乗れませんので、間合い運用の特急(東名ライナー)56便に乗ってきました。


■1 エクステリア





既に4月29日付エントリでも書いてますが、固定窓の新セレガです。今回乗ったのは747-09952号車、前回撮影したのは747-09951号車、と言う事で2台運行で回しているっぽい感じが。窓ガラスはJRバス関東の同型車と異なりかなり濃いめのスモークガラスになっており、晴天時には車内の様子が正直見えません。


■2 インテリア





 通路から車内を見るとこんな感じになっています。一番奥が化粧室になってまして、座席は左右とも9列配置。同社の40人乗り08年新セレガやJRバス関東の07年新セレガ(こっちは38人乗)とは違い、左右とも同じピッチで座席が並んでいます。流石にメジャーは持って行かなかったのでシートピッチの計測はしてませんが、40人乗/38人乗の出入口側(AB席)と同じ広さだと思われます。良席・回避推奨席はこんな感じになるのかなと。

デッキ デッキ 運賃箱 運転席 運転席
1A△ 1B○ 1C× 1D×
2A× 2B○ 2C○ 2D×
3A○ 3B○ 3C○ 3D○
4A× 4B○ 4C○ 4D×
5A△ 5B○ 5C○ 5D△
6A○ 6B○ 6C○ 6D○
7A△ 7B○ 7C○ 7D△
8A◎ 8B◎ 8C◎ 8D◎
9A○ 9B○ 9C○ 9D△
トイレ トイレ トイレ トイレ トイレ
トイレ トイレ トイレ トイレ トイレ

凡例:◎お勧め ○そこそこ △厳しい ×回避お勧め。


8D席からの眺めは

こんな感じになっておりまして、6D席からの眺めは

こんな感じと。ただ、6D席だとリクライニングをしたときに窓の桟に干渉してしまうのかなぁ・・・と思いましたが、昼行便でそんなにめいっぱい倒さない限りは大丈夫かと思います(少なくとも今日乗った限りでは)。


■3 座席





座席全景はこんな感じです。色遣いは同社の08年40人乗り新セレガの新幹線を思わせるような濃い青色とはまた違い、青をベースとしながらも黄色や赤、緑と言った色も織り込まれている華やかなモケットになっています。派手、って言われれば派手かもしれませんが。
座席の形状そのものはここ最近になって多くの路線で採用されている楽座シート。幾つかタイプはありますが、同社の08年楽座シートと同一です(JRバス関東05年楽座シートとの違いは、テーブル部分のフチが樹脂で出来ている点。JRバス関東05年楽座シートはテーブル部分のフチが金属製)。





また、各座席にコンセントが設置されており、携帯電話の充電やiPodの充電が可能になっています。わざわざ自宅からiPhoneの充電用ケーブル持って行きましたよ(苦笑)。


■4 化粧室
 はっきり言ってかなり広いです。この車両の中で一番快適な空間と言っても差し支えはないです。





 まずは洗面所。陶器の洗面台だけではなく三面鏡まで設置されていると言う、まさに「青春レディースドリームなごや号」をターゲットとした造りになっています。流石に定期路線なので、JR東海バスのホームページに出ているような花が飾ってある訳ではありませんでした。





 便器(これは他の車両と同様、真空吸引式と思われます)に座って(当然する事した後でですがw)の眺めはこんな感じになっています。リアウィンドウはカーテンで隠されていますが、逆に室内の白熱灯の温かい色彩と木目フィルムを貼った内装パネルで温かい雰囲気になっており、他の機能性を優先した「トイレ」とはかなり異なっています。「化粧室」と言っても過言ではありません。




 細かい所を見れば他にも色々とあるかと思いますが、東京名古屋間は特にツアーバスに乗客が流れている事もあり、これだけのハイスペックの車両を導入する必要があるのでは、と思う所です。確かに超特急や普通のドリームなごや号に使用されているエアロキングと比較すると4列シートと言うのは多少格下に感じる所もありますが、これはこれでアリかなと思いますし、どうせ乗るんだったら、この車両を限定使用している昼行便を狙って乗っても悪くはないと思います。
 これで室内の蛍光灯が電球色だったら言う事無いのですけどね。