静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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やっぱり増便の方向みたい<富士山静岡空港線

 今朝の静岡新聞から。


 6月4日の開港からほぼ1カ月の富士山静岡空港。開港直後から指摘されている課題の一つが、空港と近隣駅などとのアクセスの改善だ。アクセスの良しあしは就航路線や便数とともに、空港の利便性を左右する重要な要素。バスなどをより利用しやすくすることや、天候不良による欠航や目的地変更など非常時の対策が必要になる。
 「バスに乗ろうと思ったら、次の出発は4時間後。航空機とバスが連動していないなんて…」
 6月下旬、30分遅れで静岡空港に到着した福岡便の男性客は、空港のバス時刻表を見て憤慨した。午後2時発の最寄り駅行きのバスに間に合わず、次のバスに乗るには午後6時の発車を待たなければならなかった。
 天候不順による欠航や到着遅れなどでバスに乗ろうとした利用者から、空港の案内所や航空会社に「バスの便数が少ない」などの苦情がたびたび寄せられたという。
 空港とJR静岡駅、島田駅などとの定期バスを運行するしずてつジャストライン静岡市)はこうした状況を踏まえ、23日のフジドリームエアラインズ(FDA)の就航に合わせた大幅な増便とダイヤ見直しを決めた。静岡駅便は5往復を平日9往復、土、日曜日11往復に、島田駅便も5往復を9往復にする。
 もう一つ重要な課題となっているのは欠航など非常時の対応。静岡空港に定期便を就航する航空会社の担当者は「利用者の利便性向上のため、欠航時などに最寄り駅までの臨時バスの運行が必要」と強調する。航空機に乗れなかった利用者が長時間、空港で待つことがないようにするためだ。ただ、臨時便は誰がコストを負担するかなど課題がある。県交通政策室は非常時の対応について「できるだけ早急に結論を出せるよう検討している」と説明する。
 静岡空港利用拡大委員長の川井敏行静岡鉄道常務は「正確なフライト情報、遅延情報などを一元化してリアルタイムで発信する仕組みが必要」と情報管理・提供の重要性を指摘する。浜松方面とのバスのアクセス充実やタクシーの利用拡大に向けた方策を要望する声もある。
バスのアクセス「不便」 しずてつ大幅増便 臨時便望む声も静岡新聞(7/3)
 やはり色々な所から「今のダイヤどうにかならないのか?」と言う指摘と言うか苦情と言うか何と言うかが出てきた、って言う所なのでしょうか。例えばこれが高速バスだったら「仕方ねぇなぁ」などと言って他の交通機関を選択するのか、それともバスの時間に合わせてスケジュールを組むのか、って言う具合になってくるのかとは思いますが、空港アクセスはやっぱり広義の「一般路線」とは違うと言う所に帰結してくるのかな、と思います。
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 正直問題だなぁ、と思うのが富士山静岡空港静岡線に関しては静岡相良線と込み運用になっているって言う所がある訳で、後の静岡相良線を遅延させては不味い→そうなると飛行機の到着時刻を考える事無く定刻に発車させざるを得ない、って言う所なのかと思います。
 やっぱり個人的には「到着時刻+30分」と言う所で基本的なダイヤを設定した上で、遅延が発生した際にはその遅延に合わせると言う形にしてしまい、基本的に一般路線である静岡相良線とは「完全に別ダイヤ」として運行した方がいいんでは?って思う部分かと。ただ、車両リソースや乗務員リソースをどうやって空港アクセスバスに回すのか、って言う問題もあるのかなとは思う部分なんですが。それこそ静岡駅発早朝便に関して言えば相良から車両を持ってくる(定期路線ですが)のではなく、駿府ライナー16号(新静岡1400発)の前運用で鳥坂の高速線用車両を充当するとか(カード使用不可ですが)、しみずライナー8号(折戸車庫11:10発)の前運用として、西久保所属の高速線車両を清水駅前始発静岡駅経由って言う便で運行してしまうとかって言うのも一つの方法なのでは?と思う部分もあったりするんですよね。
 何れにしても、7/23のFDA運行開始に合わせてのダイヤ改正、どんな感じで出て来るのか気になる所です。
 それこそ・・・