静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

どうでもいい話です。

 いや、本当にどうでもいい話なんですよ。


いつもJR東海バスをご利用頂きましてありがとうございます。
来る、10月1日(木)より静岡県全域において自由な旅を演出する貸切バス事業を開始いたします。
29人乗トイレ付3列独立シート車から53人乗サロンタイプ車まで用途に合わせてお選び頂けます。
静岡県内で貸切バスの営業を開始しますJR東海バス(9/29確認)
 あー、そう言えば9/1に駿府ライナー乗って静岡に帰ってきたとき(何故か静岡駅まで乗車したのですが)新北街道沿いにある自動車整備工場に744-6971号車が入っているのを見かけました。今まで静岡で見かけた事が無かった車両なので「何で静岡の工場に入っているんだろ?」とその場は思ったのですが。貸切用3列シート車が静岡支店に来るのでしょうか。
 で、本題。
 引用した記事には「貸切バス事業を開始」ってあるのですが、自分の記憶が確かならば、10年以上前、確か静岡支店でも貸切バスを受けてくれたような気がするんですよね。自社のバスが取れなくて(苦笑)、JR東海バスさんに電話して「○月○日ですけど空車ありますか?」って言うような問い合わせをした事ありましたし、大規模輸送の時にはJR東海バスの車両が他社の車両に混じって来ていたのを思い出します。結局自分の仕事じゃ富士急とか静岡観光バス、吉田観光位しか使いませんでしたけどねぇ。そう言う意味では「貸切バス事業復活」って言うように受け取ってしまうんですが。
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 でも、この時期にJR東海バスが貸切に復帰してくるって言うのは「本気かよ」って思う部分も実はあったりします。県内中部の静鉄、焼観、大鉄、それに富士急やら山交と言った大手に吉田や信興って言った位しか無かったのですが、今では日本平とかイハラ、榛南、プリンセス観光など色々とありますからね。そんな中で「ウチのバスの売りはこれだよ」って言うのが無いと幾ら運賃下げた所でお客さんは付いてこないだろうし、車両そのものの稼働率も上がらないんじゃないかと。
 JR東海バスは「JRグループ」って言うブランドはあるし、他社ではなかなか真似できない「トイレ付き車両」(これが結構厄介な話で。汚物処理なんかはしっかりとした施設がないと出来ませんからね。某社がトイレ付き車両を以前入れたけど最終的にはメンテナンスの問題で廃車にしたって言う話ですから)もあるんですけど、貸切でやるって言う事はそれ相当のノウハウが必要でしょうし、車両も他車が積極的に新車を入れている中で、メインと言うか本業である高速バスとどっちを優先するのかって言う部分も必要でしょうから、個人的にはなかなか厳しいものだと思います。
 確かに大手のブランドって言うのは非常に魅力なのでしょうけど、小規模の貸切専業の所はこれまた結構強固な地盤を持って案外大手と上手く棲み分けていますから、その中にどうやって割り込んでいくのかが元バス屋としては気になる所です。