静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

どこに価値観を見いだすのか?

 夕飯の時に久々にビール飲んで「こりゃあかんわ」って事で寝てしまったのだけど、寝付けずにネットをお散歩していたらこんな内容があるのを発見。


京浜急行電鉄は平成22年5月16日に、京浜急行線連続立体交差事業における上り線高架化に伴う京浜急行線のダイヤ改正を行います。同社が5月7日(金)に公表した新ダイヤでは、品川駅と羽田空港駅間を結ぶ新エアポート快特が、京急蒲田駅を通過することが明らかになりました。これまで、区は同社と協力して連続立体事業を進め、完成後は駅周辺の整備などにより、まちの活性化を目指してきました。その中核地域にある京急蒲田駅の通過は、区にとって容認できるものではありません。
 区では、同日、松原大田区長を本部長とする「京急蒲田駅通過問題対策本部」を設置しました。また、大田区自治会連合会の呼びかけで「京急蒲田駅通過反対区民協議会」が設立されました。さらに、大田区大田区議会、京急蒲田駅通過反対区民協議会の三者で下記の抗議声明を発表し、京急ダイヤ改正に強く抗議をしました。
(以下はソース参照)
京急ダイヤ改正に対する大田区の対応について
(京急蒲田駅通過問題対策本部の設置及び抗議声明の発表等)■5/7 大田区webページ
 「連続立体交差化」に金を出したからって言って「エアポート快特を全文京急蒲田駅に止めろ」って言う事ですよね、これって。でも、「金を出した」って言う本当の目的って一体何なんでしょ?元々連続立体交差化って「地域の鉄道路線による分断の解消」って言うのと、「自動車交通事故の減少」とか言うような「地域住民に対する便益の向上」って言うのが目的なのでは、と思う。別にエア快が停車してもしなくてもその地域における中心性が損なわれる訳は無いし、むしろ駅前整備が行われるのであればそれはそれで目的達成なんだろって思うんだけど。
 駅を無くすとか、路線を無くすとかって言う時に行政が「それでは地域住民の足を確保出来ない」って言う事で徹底抗戦(乃至はオルタナティブな何かを確保)するのは理に適っているし、それは行政の責務だと思うけど・・・鉄道と言う公共交通機関が持つ使命(ましてや京急空港線なんかは「東京国際空港」へのアクセス路線と言う、地域内交通とは別の視点で見る必要がある)を考えればこんな事は言えないんじゃないのかと思うのだが(うるさ型の議員に対する「はいはい、やってますよやってますよ」的なポーズなら十分納得はできるし、それはそれで区役所の中の人に「お疲れ様です」と心から言う事はできるけど)。
 正直、「のぞみ通過税をかける」と言った某県知事や、「何で岡山に『のぞみ』が止まって、静岡に『のぞみ』が止まらないんだ?」と聞いてきたとある人と同じような臭いを感じて仕方無いんですけど。