静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

用賀PA高速バス実証実験の問題点

 と言う事で、実際に使う事ができたので幾つか問題点を挙げてみる事にしてみましょう。
1 実証実験実施に関する告知がない
 このBlogを見ている皆様であれば「用賀で降りる事ができるんだ」と言う事は先刻ご承知の事とは思いますが、清水駅前乗り場には告知が一切無く、初めて使った人が「え?用賀でも降りる事ができるの?」と言うような状況になってしまうのではないでしょうか。そう言う意味での顧客に対する周知が必要な所ではないかと思います。
2 確実に停車するのかどうか分からない
 これが一番気になる所ですね。5/22の時は首都高が空いている・・・とは言え、その後渋谷から混雑すると言う状況でしたが、今回の実験では「首都高混雑時に限り」と言うような趣旨であるとは言え、「停車したりしなかったり」と言うのが顧客にとっては分かりにくいと思います。どうせ止まるのであれば「全便止まります」って言ってしまった方がいいのでは?と思うところ。
3 池尻大橋停車便を止める必要があるのか?
 今回は東京駅行の「しみずライナー」で試してみたのですが、駿府ライナーに関しては池尻大橋に停車して渋谷方面へのアクセスが可能になっていますし、小田急箱根高速バス関係の各便も池尻大橋停車です。また、「渋谷・新宿ライナー」に関しては渋谷に入るため、無理して用賀に止める必要があるのか?と言えば正直疑問なところで。
4 静岡・山梨地区発だけでいいのか?
 欲を言えば、東海道昼特急なんかも止めた方がいいのかもしれないと思う所です。遅れが酷くなっている場合には東京駅までそのまま行くよりも用賀で逃げる事が可能になればとは思う所ではありますが。
***
 個人的に言えば東名江田手前で田園都市線に逃げる判断をするよりも、多摩川を渡った段階で逃げる判断が出来るって言うのは非常に良いです。ただ、出口までが結構面倒臭いところですが。後は、この用賀PAを池尻大橋バス停の代わりに使えないか、って言う所があります。
 現在、駿府ライナーは池尻ランプで首都高を出た後池尻大橋に停車した上で、山手通りを初台まで抜けていますが、池尻大橋をパス出来れば大橋JCTから中央環状線に入り、初台南まで行くことが出来るようになるかと。多少は時間も短くなるのかなぁ・・・なんて思いますが。
***
 何れにしても始まったばかりのこの実証実験、どんな形になるのか楽しみなところです。