静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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広告の方法

 夕飯を食い終わって地元紙を読もうと思って開いてみると・・・

 こんな広告が入ってました。良く松坂屋伊勢丹がやる広告の方法なので「何かまた伊勢丹で物産展でもあるのかねぇ」なんて言うように思ったのは言うまでもありません(苦笑)。中身を開いてみると、

 しずてつの全高速路線の時刻表が出てますし、

 春に向けて沿線の観光案内なんかも出ていて、「どっか行こうかねぇ」と言う方にはいい訴求方法なのかな、なんて思います。で、よく見てみると

 中部国際空港線が3/27にダイヤ改正だそうで。セントレアを22:00に出る便が無くなってしまうと言うのは残念と言うか何ということか。ここらへんに関してはまた改めて時刻を書きだしてみようと思う所。
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 今回のこの広告を見て「力入っているなぁ」と言うのもありますが、個人的にはしずてつが考えている高速バスの「顧客像」が少し見えてきたような気がします。正直に言えばwebの更新も結構遅かったりする訳で、「webで広告をしてお客さんを集めるよりも、リアルな媒体でお客さんを集めたい」と言う方向性があるのではないでしょうか。
 最近では「新聞を取らない」という世帯も増えてきましたが、やはり一般の世帯ではまだまだ新聞を取る世帯は多いですし、広告が入っていた新聞は県内紙ということで「県下一の普及率を誇る」とだいぶ昔のCMで流していた新聞社(テレビ局も持っているけどな←バレバレですがな)。若い人にも乗って欲しいけど、それよりも「まだよく知らない人」にまずは知ってもらいたいと言う方向性も見えてきますし、広告とはいえども「新聞の別刷り広告」になるわけですから、ネット的には別にしても「信頼感を与えることができる」のかなと考えるところです。
 ついつい、BlogやSNStwitterFacebookと言う「ネット上の媒体」だけで物事を考えてしまいがちな所はありますが、「どの媒体に出すのか」ということを決めるためには、「誰に宣伝するの?」ということや、「何故宣伝するの?」というようなことをwhy分析していかなくてはなりませんし、その方向が往復ともスジが通ってなくてはならないところですから、色んな事を考えてやって行かなくてはならないのは確かな話ですね。
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 んで、その見開きを見ていて「なるほどな」と思ったところが実はもう1箇所あります。

 さっきの見開きに矢印を入れてみました。人間って言うのは面白いもので、この手のチラシ(スーパーの広告なんかでもそうですよ)はこの矢印のように眺める習性があるんです。一番最初に目が行くのは左上。そこから右に平行移動して左下に移り、右下に行くという流れです。この左上には「一番売りたい商品」を配置することになるのですが、やはりここには来週から運行開始する(おっと、来週の今頃は初日初便が大阪に向かってもう出発してますね)「京都大阪ライナー号」が来ていて、その次に駿府ライナー・・・まさに「売りたい順番」になっています。ただ単に羅列するのではなく、こんな感じでチラシを作ると言うのも重要な方法ですね。