静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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長田の桃でも食ってみた。

 週末の休みが異常に早く感じる倉庫番です。と言うか、先週ボーマス行ってきたのにもう1週間かよ!と思うところなんですが。(先週は本番が1回あったし、今週は今週でサブが2回あったり。1回は色々とムシャクシャする予定なので、ちょっくらネタでも仕込んでこようと思っているのですが)。

 バスとも仕事とも関係無いのですが、駿河区長田にあるJAの「ファーマーズマーケット」に行って桃を買ってきました。「桃食いてー」と言うだけの話ではあるんですけどねw
 静岡でも長田(おさだ)では桃の栽培がされていて、実は結構有名だったりします。何か話では某有名なケーキ屋さんでも6月限定の商品に使われているとか使われていないとか。
 我が家では「桃」と言えば大体8月に出て来る事が多く(下手したら朝飯に桃を2個食って出勤とか)、この次期の桃というのは初めてだったりします。確かに食べてみると小ぶりなそれではありますがかなり甘く(見た感じ完熟なんでしょうか)、値段は相当高いのですが、確かにこれだと季節限定商品に使われても全く問題は無いものでしょう。少し早めの「夏の味」って言う事で味わってみるのもいいかもしれません。

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 そう言えば、フランスに輸出した静岡茶から「規定量以上の放射性物質が見つかった」って言う話、お茶好きの自分としては正直残念というか何と言うか、「こんなもんでいいのかよ?検査態勢は?」って言う所です。人の口に入る訳ですから、県知事は「大丈夫、(お茶にして飲めば)問題無い」と言う事を言っているみたいなんですが、本当にそうなんでしょうかねぇ。確かに「生産者の立場」から見れば「売れない」=「死活問題」になる訳ですが、余りにそれは「生産者目線」に立ちすぎているのではないかと。

 お客様が「食べ物を買う」中で最近の流れは「安心・安全」であることです。
 最近知ったのですが「商品カルテ」と言うものがあるようで、そこにはそれぞれの商品の加工方法や流通経路などを記入してトレーサビリティーを確保するって言う目的があるのですが、どうやらそれの指標はISO22000やHACCPに準じたものであるとの事です。生産者・流通事業者が「お客様の目線に立って」作成しているみたいなんですね。
 そんな中で「放射性物質が(海外で)検出された」と言うのは、やはり「安心・安全」の流れを断ち切るものであると思いますし、「静岡茶」と言うブランド価値を思いっきり毀損してしまったと言うのは言うまでもありません。恐らく・・・ここまで来ると後へは引き返せない状態になってしまっていると思いますし、競争力も一気に低下してしまうでしょう。(ただし、「静岡茶」だからと言って、ブレンドの関係上「静岡県産茶葉100%」ではありませんし、シンガポールでの件もあったように輸出業者が「静岡県産でないもの」を「静岡県産」として販売していたケースもあったので、この部分は調査を待ちたいところです)

 自分が今ここで「何ができる」「何をすべきか」って言う事は言う事は出来ませんし、それをできる立場でも無い事は分かっています。ただ、こんな時期に「誰の方を向くべきか」を間違っていると言うのは、諸事情あるとは言え腹立たしいところではありますし、長期的な視点に立ったときに大きな損失であると言うのは間違い無い部分ではないか、と記しておきます。