静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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-仙台「絆」紀行(6) 石巻駅→仙台駅/宮城交通 高速仙台石巻線-


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石巻駅。時間があればもう少し街の中を見たかったところであるが、今回は帰りの仙台からのバスの時間もあるので滞在15分で帰ると言う状況。もう少し計画的に動けばよかったのであるが。ミヤコーバスは岐阜バスの車両を使用している状況であったし、更に見るとJRバス東北の高速車が代行バスの折返し待機をしていた。改札口の前には係の人が立って代行バスの時刻表を配っており、まだ「完全に交通が復活してない」と言う状況を目のあたりにすることができた。



そのまま仙石線を辿るのではなく、宮城交通が運行している「高速仙台石巻線」を利用して仙台まで戻ることになる。バスそものはトイレがないものの、東名高速線でも普通に使われている三菱の旧エアロバス。途中、イオン石巻ショッピングセンターを経由する便であるが、バスはほぼ満席。仙石線が途中代行バスで繋いでいる関係上仕方ないものがある。
市内を見るとまだ一部には震災の被害が残っているところが多い。本当にこれから先一体どうなるのだろう?いや、どんな感じで復興していくのか、気になるところである。



三陸道は被害の多かった海岸線から離れている山の中を通って行く。この三陸道から見える山の向こうには、仙石線東名野蒜間にあったような被害が広がっている。そんな風景とは全く関係ないかのような所ではあるが、料金所は「被災者・中型車以上通行量無料」ということで、一般レーンに並ぶ列を見ることができた。
前日に乗った「仙台・新宿号」も浦和の料金所手前でETCカードを取り外し、通行券をもらっていた。報道では「不正利用するトラックが多いので止める」と言うような事を伝えていたが、ある意味そうなっても仕方ないような気がしないでもない。気がつけば寝落ちしてしまって仙台南インター。後は市街地を走って仙台駅へ。あ、仙台球場って駅の東口の方にあったんですね。どおりでJRバス東北が延長運転をしているんだ・・・と言う事も納得。


そして、仙台駅。
仙石線で見た風景や、石巻の街の様子とは全く違う事に「違和感」を感じたのは言うまでもありません。