静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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大阪駅→東京駅/JRバス関東 プレミアムドリーム6号/(9/3)


9月3日、夜。親しい先輩・後輩・同期と新大阪で飲んでから大阪駅JR高速バスターミナルに居た。本当だったら「さぁ、これから楽しい乗りバス」となるところであったが、どうもそうとも言えない状況が実はあった。元々大阪に来たのは早逝してしまった大学の頃の先輩の葬儀のため。そして、久々に顔を合わせた同期と夜を徹して積もる話をしていたために前夜は殆ど寝ていない。そのためかどうかは分からないが非常に体調が悪く「早く寝たい」と言う・・・正直に言えば乗りバスには余り向かない体調だった。そんな中で、台風12号が四国から中国地方を横断しようとする状況。いろんな意味で「本調子ではない乗りバス」、これが実際のところだった。

しかしながら、そんな体調の悪い中でも「初めての大阪駅JR高速バスターミナル」と言うこともあり、何枚か写真をしっかりと撮影している。開業してからまだ間が無いだけに、各種案内もしっかりと整備されており「使い勝手の良さそうな」高速バスターミナルだった。流石に体調の悪さに耐え切れず、トイレに入ったが・・・ありがちな汚さが全くない整備状況。一応は写真を撮影してあるものの、改めて来ることにしたい(正直見ている余裕は無かったので)。

この日は、本当ならば中央道経由の「青春中央エコドリーム6号」で新宿を目指す予定であった。金曜日に静岡を出る前に高速バスネットを見ると22A席・22D席に空席があり、安い運賃で一人掛け席を確保する事ができたからであった。しかしながら、前便の出発を待つ間に「中央道は連続雨量規制のため、山梨県内で一般道迂回をする」と言うアナウンスが入っていた。東京(有り体に言えばボーマス17の会場である池袋)に8:30頃までには到着している必要がある事を考えると、仮に2時間遅れで新宿に到着した場合には・・・後のスケジュールが大きく狂うことになる。
券売機端末で空席を見ていると、東名高速経由の青春エコドリーム号には2席並びの空席は既に無い。また、時間帯も多少早かったので3列シートのドリーム号も無い。このまま大阪でぶっ倒れたくはない・・・と最後の最後まで悩んだ結果、発車5分前になって目の前に止まっている「プレミアムドリーム6号」(東名高速経由)に変更する事を決断した。窓口で払戻を行うと同時にチケットを購入。発車ギリギリに車上の人となって、台風12号の雨を突いて東京へと向かった。

今回乗った車両はD674-10502号車。研修中に東京駅であった「プレミアムドリーム号新車展示会」で展示されていた車両であったと言うことを静岡に帰ってきてから気づく(遅いのですが)。その時は「実際に乗ってみないと新車の感覚はわかんねぇなぁ」と思っていたのだが、期せずして乗る事ができたと言うこyとになる。静岡だと「プレミアム車両」に乗るのは殆どと言っていいほど機会はない、と言う事もあるのだが。
座り心地に違和感を感じながら吹田インターから名神高速に入ると消灯となり、雨の高速道路を東へ向かう。そして、自分もそのまま寝入ってしまう・・・。
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23:30頃、新名神の土山PAに到着する。寝る前まであった頭の痛さや気持ち悪さもすっかり無くなっていた。1時間30分とは言え「寝ることができた」のでだいぶ体力を回復することができたのは言う間でもない。バスを降り、コンビニでお茶と何故かアイスクリームを買っていた(苦笑)。そして、お約束の撮影タイム。それにしても真夜中の撮影はやはりやりにくいなぁ、と言う事で。

この日は大阪出発段階で「伊勢湾岸道が通行止めのため迂回運行をする」と言う案内があったため、バスは東名阪を名古屋方面へそのまま向かっていく。途中の名古屋西JCTで名古屋都市高速に入った所までは分かったのだが、そこから先は完全に寝入ってしまい、結果的にどこをどう迂回したのかは分からないし、三ヶ日営業所での乗務員乗り継ぎ、ホームグランドである清水インター通過も全くわからない。気がつけば首都高の渋谷付近を通過する頃であった。


東京駅には約20分程早着の5:40頃到着。台風12号による迂回運行にもかかわらず、早着と言うのは正直想定外だった。

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この「新プレミアムドリーム号」確かに寝るのは非常に楽ですが、クレイドルシートは慣れるまで少し違和感があるかもしれません。思ったよりもリクライニングはしないですし(ひょっとしたらしずてつの車両の方がリクライニングするかもしれない)、足元も11列を2階に入れているわけに少し狭いような気がします。そう言う意味では旧型のプレミアムドリーム号車両の方が2階席は9列しかないので楽なのかもしれません。
とは言え、やはりコンセントが全席に付いていると言うのは一番の強みなのかもしれませんね。