静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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違い。

 金曜日ですが、野暮用で会議に出かけた後で砂町銀座商店街を見てきてから飲み会に行って来ました。だからこそドリーム静岡・浜松1号で帰ってきたのですが。ええ、「あさぎり7号」の1号車1番C席は放流しましたよw。要は「あさぎり号」の展望席より価値があったと言うことで。
 そんな中「やっぱり色々と自分の目で見て、感じて、考えないと色々と始まらないよね」って言うところをまた痛感したわけで。例えば砂町銀座商店街の話。

■Side:砂町銀座商店街

 それこそ、東京近郊の私鉄駅前なんかにはこんな感じの商店街が今でも残っているわけで、自分なんかも中板橋駅前商店街なんかでこんな雰囲気を知っている訳ですし、他にも十条駅前(こりゃ赤羽線か)とかの商店街もある訳なのですが、自分が持っている「商店街」の感覚と全く違うって言う事を再度確認できました。
 それこそ、静岡あたりでは「商店街」って言うとJRの駅前や街の中心部にあって、それこそ「おまちに行くか」と言う時の行先になる訳なのですが、全くこの砂町銀座商店街では「おまち」的な感覚は全くない。それどころか、青果店が10店近くあれば、持ち帰りの天ぷら屋さんが生業として成り立っている、更にはおでん種屋さんが複数あるとか、飲み屋さんもお店を開ける前にお惣菜を作って売っている。中には焼きたての焼き鳥を食べさせてくれるお店もあって、マジで「1本つまんで行こうか」と思わせてくれるようなわけで。で、その中にはお茶屋さんもあれば洋品店もある。

 いい意味で言ってカオス。

 で、その商店街のハード的なものを見ると別にアーケードも作ってないし電線もそのまんま、ファサードもそのまんまだし、強いて言えば足元がカラー舗装にしている程度。
 一体「商店街整備」って何なんでしょうかね。アーケードを作る事が「商店街整備」なのか、駐車場を作る事が「商店街整備」なのか。そう思うと「誰が主体性を持って、どんな方向性を持って進めるのか?」って言う事を本当は考えて行かないとならないのでは?と言うように思うのです。
 そりゃ、確かに「商店街の種類」と言うものが違うと言うのはあります。毎日の食事の材料を買いに行く商店街と、「おまち」と定義される商店街。それを一緒くたにして議論することは正直乱暴であると言うことは自覚しています。特に静岡のような地方において「毎日使う商店街」の役目はスーパーに移っている訳ですから。でも、そこにあるのは「誰のための商店街」であるのか?と言う「気持ち」を認識しているのかどうか、って言う部分になるのかもしれません。

 この砂町銀座商店街には、旧貨物駅である「小名木川駅」の跡(と言っていいのかどうかは別にして)にヨーカドーをキーテナントとした大型SCがあるのですが、大きなSCがあるにも関わらず、ローカルな人間から見たら余りにも「ニッチな」お店が成立していると言う事自体が凄いと思いますし(後背地の人口もあるんでしょうけど)、今でも継続していると言う事に「凄い」としか言いようが無い所なんですよね。

 結局は「ハード」ではなく、「その中の人の心意気」的なものがやっぱりあるのかなぁ、と思う所です。本当だったら精緻な分析もしてみないとならないところですが、多分数字と言うものは何かをやった結果として出てくるものじゃないかなと思うのです。

■Side:新橋での飲み会
 ひょんな事から参加した飲み会でした。

 正直、そっち方面の飲み会と言うのは「一度行ってみたい」と思いながらもなかなか参加出来ずにいたって言う所なんですが、お酒が回ってくるまでは正直gkbrもんでしたよw。でも、やっぱり実際に会ってお話をしてみると、それぞれにそれぞれの色んな考え方を持っていられる、と言う事で正直「やっぱり凄いわ」と思うのが実際の感想。
 仕事をしていると、その考え方にハマってしまって往々にして「他の方がどんな風に考えているのか」って言う事を見ることができなくなってしまいますが、柔軟に色んな考え方を持つと言うことや、「自分以外の考え方を常に知る」って言うのはやっぱり必要な部分ですし、面白いと思うところです。

 本当はもう少し頻繁に顔を出せればいいのですが、いかんせん静岡と東京の距離は何だかんだ言って遠いところで(苦笑)。