静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

あさぎりフードパーク内覧会に行って来た。

 「あさぎり」って言っても電車の「あさぎり号」の話ではなく、地名の「朝霧高原」のお話。
 いつもは諸事情あって仕事での訪問先の具体的名称は書けないのですが、今日は久々に書ける話なのでBlogでも公開してみようと思います。
 国道139号線、と言う国道が富士市富士吉田市の間を富士山西麓を回って結んでいますが、その静岡県側にある朝霧高原に、今年の4月1日、「あさぎりフードパーク」と言う食品工業団地がオープンします。

 工業団地、と言うとついつい「機械製造業」の工業団地を連想してしまいがちですが、ここは「食品」。それも、「製造工程を見る事ができ、買い物もできる」工業団地です。この工業団地には5社入っており、それぞれ別々の製品を作りながら、コラボ企画もやりつつこれから展開していきます。
富士正酒造

ここでは実際に日本酒の製造工程を見ることが出来たり、そのできたお酒を売店で買う事ができます。既にお酒造りは始まっていて、この工場で製造されたお酒も販売していました。当然ですが試飲もできますが・・・車で来たかたは飲まないで下さい。お店もなかなか洒落た作りになっており、見るだけでも楽しいです。
自分も今日は試飲をしてきましたが、「しぼりたて生酒」と酒粕を買って帰ってきたりしましたが・・・日本酒美味しいです。
また、店外にはお酒造りには欠かせない水(井戸水です。富士山近辺ではなかなか酒造りに適さない水が多いとのことらしいですが、ここではお酒造りに適した水が出てきたとのこと)が飲めるようにもなっており、是非ともこちらの水も飲んで欲しいと思います。

かくたに

元々こちらの会社は「おみやげ物卸」の会社なのですが、地元富士宮で取れる「人参芋」に着目した干し芋の製造もしています。このフードパーク内では実際にさつまいもから製造する工程も見ることができます。個人的なオススメは「塩味の芋けんぴ」。芋けんぴと言えば甘い、だけど塩?どんな味?と思われるかもしれませんが・・・結構美味しかったです。

上野製菓

 羊羹が美味しいお店です。昔ながらの本練羊羹もありますが、色々と洋風なお菓子も作ってます。実際に、こちらの工場では羊羹以外にも色々と作っていますが、意外と人気なのが「草餅ののし餅」や「棒もち」とのこと。個人的なオススメは「精進川」と言う羊羹。ねっとりとした感じと「ああ、これが羊羹の甘さだね!」とい言うのは本当に美味しかったです(某有名な「と◯や」の羊羹とはまた別モノの美味しさでしょうか)。

富士園

 静岡茶と言えば牧之原や川根だろ、と思われる方も居るかもしれませんが、富士山の麓にも結構茶園はありまして、地元産のお茶を製造・販売しているところです。店内には色々なお茶が並んでいますが、以外なのは「紅茶」もあるって言うところでしょうか。確かに日本で初めて紅茶を作ったのは静岡ですし、茶の木そのものは全く同じですからね。晴れていれば富士山を眺めながらお茶を楽しめるスペースもあり、ここで富士山を眺めながらの一服は美味しいでしょう。


 ここでの一押しは「ソフトクリーム」です。ソフトクリームは同じ敷地内にある「あさぎり乳業」さんのものを使っていますが・・・トッピングに粉茶をかけてくれます。種類は煎茶・ほうじ茶・抹茶入り玄米茶のいずれかを選べるのですが、自分は「ほうじ茶」を頼んでみました。甘いソフトクリームにほうじ茶のほろ苦さ、結構これがマッチしてますので、結構オススメです。

朝霧乳業

 朝霧高原での楽しみ、と言えば牛乳なのですが、2社ある牛乳製造会社のうちの1社がここに出店しています。今日お伺いした時はまだ製造ラインは移ってきていませんでした。牛乳の製造工程のほか、バターやチーズなどの製造工程も見ることができるほか、どうやらアイスクリームやソフトクリームもここで食べることができるようになるみたいです。

■ビュフェレストラン ふじさん

 この団地を運営している組合が経営しているビュフェスタイルのレストランです。料理は地元で取れた材料をふんだんに使ったもので、虹鱒や豚肉などはもちろん、新鮮な野菜なども提供されます。


 何よりも驚いたのはその料理の数。いや、本当に「これだけの種類をよく並べているなぁ」と感心してしまうほどです。ワインや日本酒、デザートやドリンク、お茶もあり、色んなものを少しづつ食べるのには最適でしょう。いや、自分はがっつりいただきましたが本当に満足です。値段は・・・あ、そう言えば確認してなかった(汗。あ、富士宮やきそばはありませんでしたので念のため。

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 とまぁ、紹介させて頂きました。
 実際、今日は「旅行会社向け&行政機関向け内覧会」と言うこともあり、同行した方からも「この部分のオペレーションが・・・」と言う所もあれば、「この部分変えればいいんじゃない?」と言うような意見が色々と出てきました。事実、自分も前職の会社の人とばったり会ったと言うこともありましたが(汗。

 誘導方法や店頭のPOPなどについてはまだまだ改善の余地はありますが、これだけのものを「1箇所で色々と見ることはできる」と言うのは面白いところなのかなと思いますし、富士宮周辺の「地の物」を1箇所で楽しめる、と言うのは非常に興味深く感じました。
 正式なオープンは4月1日。私もこの日はまた行く事になるのですが、是非富士五湖周遊ドライブの際には本栖湖から足を静岡県側に伸ばし、「あさぎりフードパーク」で色々と見て頂いて、買って、食べて頂ければ嬉しいところです。