静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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3/16 京都大阪ライナー2号/大阪(梅田)→永楽町

 去年の3月4日に運行を開始した「京都大阪ライナー」号。
 何回か大阪までは来ているものの、京阪神昼特急静岡号や京阪神ドリーム静岡号と言ったJR便ばかり使っていたために、この時まで乗る機会が全くなかった。理由としては、「その日のうちに帰りたい」って言う事もあったし、京阪神ドリーム静岡号については「経路変更後の所を乗ったことがない」と言う理由。
 そんな中で、昨日のエントリでも書いた「300系最終運行」で大阪まで行く機会ができた。最初は「渋谷・新宿ライナー清水号」(敢えてこう書く)と「京阪神昼特急静岡号」にしようと思ったが、どうせならば「永楽町の駐車場を使いたい」と言う理由で、「駿府ライナー」と「京都大阪ライナー号」をチョイスした。


 のぞみ329号が新大阪についた後、多少(と言うかかなりの時間)ぶらぶらして阪急三番街へ。
 金曜日の各方面に行く便は続行便が殆どの便で出ていた。新潟行や長野行は4台運行、天神行は2台運行。それでも満席と言う「こりゃすごい」状況。でも・・・京都大阪ライナー2号は「空席僅少」と言う完全に満席ではないところ。しずてつ便には増車がかかるのを何回かは見ているが、阪急便にはまだ増車がかかるのを見たことは無かったりする。
 そんなこんなで待っていると、10分前にバスが入線。

 調べてみると豊中2970号車。で、実は今回新エアロのスーパーハイデッカーは初めて乗車だった。いや、それ以前に阪急バスの高速車も初めて乗車するわけで。1年経ってようやく阪急バスに乗車が出来ると言う状況だったりする。

 椅子は枕付きのシートで結構すわり心地は良い。通路と椅子を仕切るカーテンもしっかりついていて、それこそしずてつの夜行3列車とほぼ一緒と言う具合か(尤もしずてつの方が阪急バスの仕様に合わせたと言うのが実際の所だとは思うが)。ただ、しずてつの方が楽座車と同様なブルーグレーのシートにベージュ色の枕カバー、室内もブラウンを基調とした暖色系のカラーコーディネートであるのに対して、阪急バスは青をメインとした寒色系のコーディネート。個人によって好き嫌いはあるかとは思うところ。(個人的にはしずてつの暖色系の方が好きなんだが)とは言うものの、実際に乗ってしまえば寝るだけなのでそんなに関係はない、夜行便の場合。
 
 阪急三番街を定刻に発車し、京都深草まで京都駅を経由して客扱いをし、草津PA。10分休憩で新名神に入るが、その頃には既に眠りの中。やはり疲れているところなのかなと。
 その後、牧之原SAで目が覚めるがウトウトしている間に新静岡着。後は北街道を通って永楽町。永楽町で降りたのは自分だけと言う状況であった。

 静岡は雨。前日に駿府ライナー2号に乗るために駐車場に車を入れてからほぼ24時間後に車を出して自宅に向かった。それにしてもこんな形で阪急バスを静岡市内で撮影したのだが、やはりまだ何か違和感を感じる自分が確かに居るわけで。

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 期せずして「京都大阪ライナー号」の1年後を見る事になった。
 運行開始日、と言うか大阪発のしずてつ初便は乗客も非常に少なかったのだが、1年経って「残席僅少」と言う状況になったのはやはり喜ばしいことだと思う。
 実際に、ほぼ同じ区間を運行しているJRバスの「京阪神ドリーム静岡号」が日によっては席が確保出来なかったり、2号車も運行をしていると言う状況を考えれば(実際には浜松駅経由なので浜松発着の旅客もあるものの)、静岡市内対京阪神地区と言う事で言えばバス2台程度の需要は存在していると言うのはあるのかと思う。その中で、駿府ライナーと渋谷・新宿ライナー静岡号の競合関係と同様に京阪神方面路線でも競争が成立していると思うと同時に、存在している「微妙な差」が乗客の選好に影響を及ぼしているのかと思う。
 実際に乗って思ったのは意外にも清水駅前まで乗る乗客が居たと言うところである。寝ぼけているものの静岡駅では10人も降車客は居なかったし、新静岡でもそんなに居なかった。そう思うと「競合」をしながらも微妙な棲み分け関係が成立している、そんな気がしてならない。
 願わくは、これから先もお客さんが安定してついていくことを。

(おまけ)

 1周年記念という事で貰ったタオル(阪急版)。思ったよりしっかりとしたタオルでびっくりしました(汗