静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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しみずライナー・駿府ライナータクシー利用補助券

 昨日は帰ってくるのが遅かったので書きませんでしたが、10月1日から「しみずライナー」「駿府ライナー」号の車内でこのような静鉄タクシー利用補助券が希望者に配布されています。

 自分も「あれ?こんなサービスやってんの初めて知ったわ」と思ったのですが、良く見てみると10/1改正号のチラシに「タクシー利用補助券配布」と書かれておりました。とは言え、同社のウェブを見ても全く出ていなかったので「え?」と思ったところです。
 実際の使い方としては、恐らく途中の足柄サービスエリアで「◯時◯分着に◯◯バス停に着く高速バスに乗っている◯◯ですが、◯◯バス停に◯◯時頃着くので1台お願いします」と言うようにお客さんが電話し、タクシーを配車してもらうって言うような運用になるんでしょうね。その上で、降車時にこの補助券を渡して精算をする、って言う感じです。
 確かに車両としてはJR東海バスの渋谷・新宿ライナー静岡号には劣るところはありますが、無料駐車場やこのタクシーの利用補助券。別にしずてつをヨイショするわけではありませんが、静岡の地元企業である「静鉄グループ」としての強みを活かしたサービスだと思います。
 この利用券を眺めながらふと思ったのですが、余程慣れているお客さんであれば話は別だと思うのですが、一般のお客さんの場合だと「何時に着くのか」と言うのが分かりませんし、更に言えば足柄を出てから事故渋滞にはまってしまうと到着時刻が当然遅延してしまうわけで。

 そのような場合、お客さんから配車センターに電話する際には「乗っているバスの号数・降りるバス停・名前」だけで配車できるようなしくみがあればと思うのですが、まさかそんな小難しいシステムを今から作るのかよ?と思うところですが、実はそんな小難しいことを考えなくてもいいような気が。

 方法は、しずてつ車に「バスここ」の位置情報を表示させるようなGPS端末を積めばそれだけでOKです(関東車は既に搭載しています)。タクシーの配車センターでは手元にあるネット接続可能なPCで運行状況を適宜確認し、バス停到着何分か前に配車をするよう指示をすればいいだけの話ではないかと。せっかくあるサービスを活用するためにも(かつ、運行管理上も)、これくらいの事はやってもいいのかなぁ・・・とは思うのですけどね。