静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

今回の本を作った背景とかその想いとか。(2013版)

 去年もこんなエントリを書いたのですが、編集後記的なものを入れてなかったので書いておきます。

 去年から今年の動き、果たして本当に大きい動きになったのかなぁ?と実は思っています。
 思い的なものは「発刊のことば」で書いたのですが、今回本気で編集作業を開始したのは7月に入ってからでした。正直な話、山梨方面の路線開業やその動き、新東名開業1周年と言う事があったのですが、そんなに大きなダイヤ改正があったと言うものはありませんでしたし、新路線も・・・と言うような感じでした。とは言うものの、やはり「何らかの形で毎年のまとめを作って行きたい」と言う部分もありましたし、何よりも「後になって振り返った時にどんな事があったのか?」と言うことを思い出すためのインデックスとしてまとめよう、と言うのが最大の目的だったりします。
 ページ的に言えば"Have you ever ridden?"とか「南アルプス登山線」の話はぶっちゃけて言えば穴埋めページです(苦笑)。何か良いネタ無いかなぁと思ったところで苦し紛れに持ってきたものではあるんです。
 ですが、Have You Ever Riddenで取り上げた鳥坂2982号車はやはり話題になった車両でもありますし、「南アルプス登山線」の事前予約制導入は「高速バス」のノウハウを在来線に用いたケースって言う事を考えると、「小ネタであっても記録に残しておけばなんかの参考になる」と言う事になるのではないか、と言うように思うのです。

 この本を出すことを短期的な視点で見ればマイナスの部分が正直多いと思うんです。
 何も好き好んでこの暑い時期に有明に行って、打ち上げの時になって気の緩みから熱射病の症状(頭痛)が出てきたりとか、あまつさえ今度のC85は大晦日とか、色んな大事なものを捨てているような気がしないでもありません。別にこんな本をまとめる事をしないでも、生活で優先すべきすることはありますから(仕事とか家庭とか)。ましてや褒められるものでもありませんし、作ることによって社会的対価や金銭的対価がプラスになるとは思えないんです。

 とは言うものの、何だかんだ言ってこれからもこの本は1年に1回発行すると思うのです。
 これから先は、「この時にこんなものがあった」と言うインデックスをセコセコと作って事象に貼り付けていくと言う作業になるのかもしれません。言うなれば素材の下ごしらえのようなものかと思うのです。そして、然るべき時に然るべき人が然るべきモノを書く時に「あ、この本は観察記録としてありだな」と思って頂ければそれでいいと思うのですよね。書いてみたいネタは幾つかあるのですが、それこそ本当に資料が集まるかどうか分からない話ですし(学術研究でも業務上の著作でもないので、データを貰うための根拠が無い)、仮に書いたとしても仮説を立てるだけに終わってしまうだけの話ですし。

 と言う事で、次に出るのは来年夏のC86に2013年夏〜2014年初夏の動きをまとめた本だとおもいます。冬には海賊版の「何か」を少数作るかと思うのですが、今後の動きも「新高速バス」の絡みでどうなるか分からないので、現時点では「C85に何か出す」と言うところです。

 今回も手に取って頂きましてありがとうございます。そして、今後もどうぞよろしくお願いします。