静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

「iPhoneを探す」の有効活用

 今回の「山陽奇行2014」は「博多フジヤマExpress」に乗る事が最大の目的だったワケなのですが、その裏で実は「iPhoneを探す」を有効活用しておりました。

 8月2日朝の広島駅。行程の都合上どうしても広島〜徳山間で新幹線に乗る必要があり、静岡ではお目にかかることが絶対に無い「さくら」号に乗る事にした。
 「さくら」号、と言えばN700系。車両にコンセントはあるわ、2-2列と言う東海道新幹線ではグリーン車で無いと楽しむ事の出来ないゆったりとした座席。

 ある意味静岡民には憧れの列車。こんな感じに年甲斐もなくはしゃいでいたワケなのですが、たかだか乗っても約30分(静岡起点で言えば熱海位か)。さて、普通電車で一路下関を目指すぞ!と言うワケで徳山で降りた所・・・あれ?iPhoneが無い。気になって鞄の中を探すものの無いことが判明。そんな間に列車のドアは閉まってしまい、iPhoneと泣き別れになってしまいました。

 どうする?何する?

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14年セレガ車36人乗りに乗ってみる。

 今回のC86への足は往復共「渋谷・新宿ライナー静岡号」、それも京王バス東便、と言う、自分にとっては非常に珍しいパターンでした。コンセント付き車両と渋谷マークシティーの利便性が分かってきたもんで、最近では「渋谷・新宿ライナー静岡号」のJR東海バス便に乗る事も多くなってきてはいますが、それでも京王便はダイヤの関係でなかなか往復で乗る事はないところ(事実、自分も今年始めての京王便乗車)。そんな中で京王バス東にセレガが導入された・・・と言うことで、「静岡にはまだ入ってこないだろう。中央道方面がメインだろうし」などと思っていた所、静岡系統にも入っていることが判明。

何とかして乗る機会は無いかなぁ・・・と考えていた所、丁度C86への往復の足として使う事を思い立ちました。静岡駅で見かける事が多いのは、静岡発18:00の20号。20号が静岡にどの便で来るのか・・・と言うと、新宿発11:20の5号。と言うことで、往路10号・復路5号で予約をすることに。
ただ、あくまでも「入る機会が多い」(他の便の状況に関してはよくわかりません)だけで、実際にはふそう車での運行もある。後は当日の行いだけだよね、と言うことで当日を待つことに。

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8/16 国鉄復刻「赤つばめ」駿府ライナー20号に充当

 と言うわけで、2日目・3日目を残して静岡に渋谷・新宿ライナー静岡5号で帰ってきたのですが、寝ている間に海老名付近の渋滞にハマって30分遅れになったようなのですが、静岡駅到着直前に17番乗り場に怪しいバスが止まっているのを確認しました。

 はい、国鉄復刻「赤つばめ」が駿府ライナー20号に充当されていました。見かけて痛い腰を抜かしたのは言う間でもありません。と言うか、各路線に入るよー、的な話はあったのですが、それを地元静岡で見ることが出来たって言うのは驚き以外の何物でもありません。
 駿府20号で東京に帰ると言うことは、恐らく駿府ライナー101号で静岡に上がって来た(土日ダイヤ)のではないかなぁ・・・と思うところなのですが。

今回の本を作った背景とかその想いとか。(2014版)

 毎回書いているような気がしないではありませんが、今号も書きます。
 去年から今年の動き、正直に書けば「目立った動き」と言うのは正直言えば無い(強いて言えば会場配布ペーパーで作成した「博多フジヤマExpress号」の話程度)です。ですが、その裏にある「制度」の話や「外部環境」と結びつけて考えると色んな面で納得が行く、と言うか、「さもありなん」と言った部分が多かったように思うのです。
 実際に自分も売り子で入っていて、どんな所を読まれるか気になっていて密かに観察していたのですが・・・流石にそこまでは分かりませんでしたが、「指名買い」をして頂いた方もいらっしゃれば、少し悩んでから決断する(買う・買わないは別にして)方もいらっしゃいましたので、どこかで気になっている部分はあるのかなぁ、というように思っていました。
 尤も、この本は「色気」は正直ありませんし(何を以って色気と言うかはお察し下さい)、非常に地味な本ですし、その上「静岡市内発着系統」と言うニッチもニッチ、誰得な本であると自負しています。ですが、その「色気なし・地味・ニッチ」であっても、出し続ける事にある種意味があるのかなぁと思う所で。昨年も書きました「タグ付け」作業を地道に「利用者目線」で続けること、それがこの本の意味になるのかと思います。
 後何回出せるのかは正直わかりません。もし、10年後にも出し続けていたとして、10年前の仮説の内容が笑ってしまうほどに間違っていたと言う事はあるのかもしれません・・・が、それでも構わないと思うのです。ネット上に散逸してしまいそうな記録を1冊の本にまとめ、然るべき所でアクセスすることができるようにしておく事がこの本の意味だと思っているのです。

 ハッキリ言えば創り手の自己満足です(苦笑)。市場を掴みきれていませんから。
 ですが、自己満足でも誰かが「役だった」とか「この時期にこんな事があったのか」と言うような「調査への入口」となれば・・・それでいいと思う所です。

 今回もお読みいただきましてありがとうございました。
 また次回もよろしくお願いいたします。

C86出展御礼

 こんばんは。倉庫番の中の人です。
 C86も2日目、3日目があるにも関わらず静岡に帰ってきてしまいました。去年の夏コミは熱中症症状を呈してしまい、今年もそんな事態になるのはシャレにならん・・・ということで、大事を取って短縮行程を取ったのが実際の所です。実際には水を3リットルも飲みながら小水に行ったのは打ち上げの時の1回だけ、という状態でした(多分これが良かったのかと)。
 蛇足が長くなってしまいましたが、蒸し暑い中数ある多くのサークルの中から「乗りバス系Blog協同組合」「都営バス資料館」にお越しいただき、「静岡の高速バス倉庫2013夏-2014初夏」を手に取って頂きましてありがとうございました。

 今回の本についても、今回委託をお願いしました「乗りバス系Blog協同組合」様経由で「都営バス資料館」様で委託頒布をしていただける事になりました。「欲しかったけど行けなかった」と言う方がもしいらっしゃれば、ぜひこちらの通信頒布をご利用して頂ければ幸いです。その際にはぜひ「都営バス資料館」様の熱い本や、「乗りバス系Blog協同組合」様の熱い本も併せてお求め頂ければ幸いです。

博多・Fujiyama Expressに乗って〜雑感〜

 と言うわけで、乗ってみて思ったことなどを書き記してみます。

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 何よりも西鉄バス静岡市内で客扱いをするということや、富士急バスが福岡市内を走る、と言う事はバス好きにとって堪らない光景ですし(富士急バスの福岡行も機会があれば乗りたいところ)、その超長距離路線と言うことで運行開始初日は非常に注目をされていました。
 この初日を「見る」という選択肢もあったのですが、やはりそこは「初日初便に乗りたい」ということで、福岡まで出た上で乗ったと言うのが実際なのですが、当日の福岡→富士山の系統に関しては8人(天神BC→東静岡駅北口)間がMaxと言うこともあり、運行開始初日、かつ、売り出しが許認可の関係で半月前から・・・と言う状況でしたので「思ったより乗ってなかった」って言うのが正直な所かと思います。もう少し乗ってるのかなぁと思ったのですが、やはり「15時間」と言う時間の壁は大きいのかと思うところです。

 休み明け、私の勤務先の人に「福岡から静岡まで乗換なしの夜行バスに乗ってきた」と言うことを話したら「お前が好きモノだから乗るってのはわかるけど、12時間ってのはちょっと勘弁だなぁ」というように帰ってきたことを考えると、やはり静岡市内から福岡まで行く、って言うことを考えるとやはり「新幹線」がファーストチョイス、「飛行機」がセカンドチョイス、って言うのは揺るぎない事実ではないでしょうか。

 九州島内や富士急バスの営業エリア(富士吉田〜東名富士間。実際には沼津・三島の富士急シティバスや富士の富士急静岡バスのエリアも含みますが)ではそれぞれの運行会社やグループ会社での宣伝も可能なのかとは思いますが、問題は今回の運行会社の営業エリア外でありながらも停車駅となっている東静岡駅の含まれる静岡市内ではないかと思うのです。一応静岡の県庁所在地であるということや、20:56発と言う「深夜の非有効時間帯の入口」に出発すると言うことを考えると、観光以外の需要を取り込むことも状況によっては可能なのではないか、と思う部分はあるわけで、「静岡市内での宣伝をどうするのか?」がこの路線存続の鍵になるのではないか、と考えているところです(尤も中の人が静岡市民ってのもありますが)。

 この部分で富士急としずてつが連携することができれば面白いことになるのでは・・・と思ってしまうのです。
 東静岡駅北口での客扱いではなく、新静岡BTに入らないまでも利便性の高い静岡駅前での客扱いを行う事によって露出効果は高まると思いますし(少なくともバス停に「小倉・天神・博多」という文字列があれば、静岡駅前から東京方面の高速バスに乗る人に「走っている」という事実を伝えるのは可能)、その時間帯に居合わせた人が居れば「あれ?福岡まで行くバスなんかあるんだ」というネタを提供できるのかもしれません。
 他にも、しずてつ窓口での乗車券販売と言うのも可能ではと思うのです。この路線が収容されている路線はしずてつには無い端末なので難しい部分もあるのかとは思いますが、それでも電話で座席を確保して手書き発券(発券枚数も多くはないでしょうし)と言うのも可能になるのではないかと思うのです。

 また、逆に福岡側で「静岡県内の世界文化遺産富士山」を売っていくと言うのもひとつの方法ではないかと思うところです。JR東海の窓口では、「富士山満喫きっぷ」と言うフリー乗車券も販売しており、この切符を使えばその切符の名前の通り「静岡側からの富士山w堪能できる」事もあるので、それこそこの切符の引換券を天神や博多などでも販売する(無理ならば案内するだけでも)ことで、「静岡でも富士山見ることができるんだ」ということで周遊性を高めることができるのではと思う所です。今まで遠いが故に静岡に来るのが困難だった方にもPRをする・・・と言う、本来ならば「オール静岡」での誘客の取り組みをしないとならない、って言うように思うのですよね。

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 恐らく、できることは正直限られているとは思いますし、正直言えば上に書いたことは妄想のレベルを脱してないと思います(実際には金銭収受が発生することですし、しずてつも自社のプラスにならない以上、やはり出来ない部分はありますよね・・・)
 とは言うものの、折角のチャンスであるのは間違いないところではないでしょうか。
 
 このチャンスを活かした様々な展開がされることを期待したいところです。