静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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ホテル?いや,病院です.

出張で「静岡県立静岡がんセンター」まで出かける.主たる目的は交流会参加.
色々とあって到着したのは交流会開始直前だったので,館内の見物は全く出来なかったのだが,生で見た感想は「これってホテルって言っても間違いないな」って言う所に尽きる.病院関係は正直,親父が入院していた所くらいしか知らないのだが,そのどれよりも激しく豪華,激しく快適そう.でも入院だけは絶対したくない(マジ).
肝心の交流会の中身はって言うと各診療部の先生の講演だったのだが,一人目の先生は「頭頸部」.舌ガンとか喉頭癌のアレですな.高校の校長が舌ガンになったのでそーゆー癌があるって言うのは知ってたんだが,どんな手術をするのか?って事は知らなかった.で,具体的な手術方法を見ると・・・ダメだ,俺.医者にならなくて良かった(プレゼンの写真で相当ショックを受けた).二人目のお医者さんは眼科,三人目のお医者さんは脳神経外科.色々と仕事抜きで為になる話だったのはマジ.
確かに2ちゃんで●●画像を良く踏んでいるんだが,どうもそんな写真と違って今日見たプレゼンの写真は凄かった.何で凄いのか?って言われればそこには「熱さ」って言うのがあるんじゃないのかな,って思う.
確かに癌は怖いしなりたくない(だったら煙草やめれ)が,「癌」と言う病気がは確かに存在する.その病気は確実に人間を蝕み,その人が存在していると言う事実を消し去るだけの力を持っている.だけど,誰だって大事な人を守りたいと思う事に理由は無いし,戦わなくてはならない.それが故の「熱さ」だろうか.人を守る,そんな崇高なミッションを持って戦っているがんセンターのスタッフに心からの応援をマジ送りたい.
ならば,自分は何が出来るのだろうか?人を直接救うことは出来ないし,手術中の写真を見て「こりゃダメだ」と言ってしまうようなヘタレな訳で.
だが,自分の仕事を通して少しでもこの国,いや,国なんて大きな事を言わなくてもいい.静岡って言う県・・・,いや,そこまでも言わなくてもいい.自分が住んでいるこの街で前向きに頑張っている人を応援したい,いや,応援しなくちゃなんねぇ.そう本当に思う.

先週の京阪80系公開で展開されていたpassageと言う作品,そして,今日のがんセンターのスタッフの方のお話.久々に熱さを感じた夏のような気がする.