静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

地産地消

今日も今日で明日の試験監督補助のために板橋区内に居るのだが,家を出る前に「静岡カレーを作ろう」って言う番組を15分だけではあるがやっていたので時間つぶしに見ていた.話では横浜のカレーミュージアムに出せるものを作ろうって言うものらしいか,今日は「桜海老をどうやってカレーに使うのか」って言う事をやっていた.結果としてはカレー本体ではなくご飯に入れて使うって言う方向性になったんだが,おいらの頭の中では「カレー」って言う食い物ではなく,思わず「地産地消」って言う方向に何故か話が飛んでしまったのが正直な所,まぁ,最近のBSE問題や鳥インフルエンザって言うのもあるワケでさ.
ウチの会社のボスと以前,浜名湖畔にあるとあるホテルへ出張で行ったことがある.まぁ,おいらは運転手役だったのは間違いがない話であるがw.その時にホテルのそばにあるレストラン(ホテルと経営者は一緒)で昼飯を一緒に食ったんだが,その時に地産地消って言う言葉を始めて聞いたワケで.俺が食ったのは「旬の魚のポワレトマトソース,三方原産ポテト添え」を食ったんだが,出てきてボスが一言,「これは全部地のものなんだ」.正直驚きました,ええ,驚きましたとも.まぁ,ボスは今でこそ産業関係の所のボスなんですが,それ以前は農業関係の所に居たこともあったらしく,どうやって地元のものを地元で消費するか,って言う事に色々と苦心惨憺していたらしい.正直,そのボスとはagainst the grainなので色々と大変なのだが,時々興味深い話をしてくれる・・・ってあんまり関係ないが,地のものを美味しく食わせてくれる店の存在ってものと,一次産品をどうやって地元に流すのか?って流通経路の問題は正直な話も,地域活性化って言う観点から必要なんじゃないかと思う.
例えば,伊豆の東海岸で取れる金目鯛なんだが,その殆どが東京の市場に出てしまい,静岡の市場に出てきてもなかなか手が出ない値段(一尾1,000円は下らない)になっていていたりとか.それこそ清水駒越で取れる枝豆に「こまめちゃん」って言う愛称を付けて売っているんだが,本当に地元には流れてこない.まぁ,生の桜海老やシラスは入手経路があるので結構ウチでも食ってはいるんだが.やっぱり地元で取れたものを地元で食うって言うのは理になかった事だと思う所はあるんだけど,やっぱり利益極大化の為には「高く売れる」所で売った方が現金収入が上がるし,その価格や希少性に由来するブランド性も存在するのは間違いない話で.
旨いものを食いたい,って言うのが第一にあるのは当然の話としても,やっぱり「自分たちの地元にはこんな旨いものがあるんだ」って言う事を知ることこそ,地元に愛着を持つためのステップになると思うし,その旨いモノを地元に来させて食わせるって言うのはやっぱり地域活性化の一つの方法であると思うし,来た人に何らかの形のインセンティブを与える(まぁ,この場合は( ゜Д゜)ウマーなものを食える,って言う程度の意味なんだが)って事は重要じゃないかな,と.
そんな事を考えていると,高速道路って「ショーケース」みたいなもんじゃないだろうか.例えば,東名高速を走る東海道昼特急の中で,浜名湖SAで45分休憩を取る「ゆったり号」(正式には東海道昼特急7号/10号なんだが)なんかは,浜名湖SAではなくって,三ヶ日のJAが直営しているドライブインで休憩をするようにしてしまい,乗車時にそのドライブインでの食事の予約(折角だから,地元の食材を使った昼飯なんか( ゜Д゜)ウマーだよな)を取れるようにしてみるとか.そこで「あ,何か静岡(まぁ,浜名湖だけどな)っていい感じだよねぇ」と思った人はひょっとしたらまた静岡へ遊びに来てくれるかもしれない.そーゆーような施策,って言うか試みもあるんじゃないかって思うのだが.
まぁ,個人的には三ヶ日の甘いミカンよりも,清水の酸っぱいけど味が濃いミカンの方が好きなんだが.