静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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篠原資明 百人一滝展@京阪錦織車庫

 京津文化フォーラム82さんが主催している標題のイベントがあったので,今回は大津まで出かけたって言うのが実際のところ.多少首を突っ込んでいるのでやっぱり見に行かなくては,って言うわけで.まぁ,自分自身この手のものは確かに弱い部分もあるんだが,やっぱり見ていて「面白い」訳だし,「何か核にできないかな」って言う部分も有るわけで.まぁ,詳しい展示物の内容はここを見て下さい.
 見た感想って言うか何って言うか,分かると「結構面白い」って思います.う〜ん,今まである一定の解釈しか与えられてないものを特定の方法で分解する事によって新たな「意味」が生まれてくる,って言ういわば「発想の転換」って言う所でしょうか.分かればニヤリとできるものでしょうしね.で,これを保存している電車の中でやってしまうって言うのがまたキモかと.実際,普通の展覧会だと「椅子に座って作品を眺める」って言うのはできない訳だし.で,椅子に座って町の風景を借景にしつつ,首を捻りながら「なるほど」って言う時の感じがマジで面白いです.意外性の創造って言うか,ハプニングの創造って言うか何と言うか.こんな非日常を味わう事のできる空間って言うのが,やっぱり「まち」の中には必要なんじゃないのかなと.で,その空間って言うか場って言うのはコモンズたり得るんじゃないのかなぁ,と思ってみたり.