静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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どうなんだろうねぇ.

 例のイラクで拉致された3人組の話.
 何か二人は「このままイラクに残って活動をしたい」ってな事を言った模様で.まぁ,何かを突き詰めてやるって言う事では結構いい考え方を持っているって言うようには思うし,正直言ってここまで出来る人って言うのは居ないんじゃないのかなぁ,って思うんだが.そう言えば,ザッピングの途中で見たNews23の中でアメリカのパウエルさんは「この3人の事を誇りに思ってもいいんじゃないのか?」って言う事を言ってたのは,確かに言われてみれば・・・って思うわけで.まぁ,筑紫のその後の意見は「アメリカって言う国と日本って言う国の違いでしょう」って言う,まぁ,確かに納得できるコメントだった訳で.
 でも,何か違うんじゃないのか?って思う部分もある.
 それは,何でわざわざ税金を使ってまでも「自衛隊」って言う組織がイラクまで出かけて復興活動をしているのか?って言う所に繋がるんじゃないのだろうか.まぁ,個人的にはいわゆる「プロ市民」って言うのは反吐が出るほど大嫌いなおいらなんだが(理由としては,自分たちの興味関心がある分野以外の事は全然見ていないって言う点と,その分野における目的を達成するための方法が余りにも短絡的かつ稚拙であるが故な訳で.それこそ,状況によっては行政機関や一般企業とのコラボレーションで物事を進めた方が上手く行く場合もあるんじゃないのか?って思う所もある訳で.でも,プロ市民の質はともかくとして,指摘している事項に関しては冷静に見ると結構痛い所を突いている事は多いと思う.あとは,どうやってその問題解決のために最も効率的な手段を使うか,って事を考えなくてはならない訳なんだが.),それでも「ある程度現地の情勢が安定したら」って言う条件の下で現地で活動するって言うのはアリだと思う.ただ,現状は少なくともそうじゃない.下手をしたら殺される危険性だってあるし,日本が自衛隊に「治安維持」ではなくって「人道復興支援」をさせている,って幾ら言った所でも「アメリカの手先」って勘違いをしている現地の人は多いわけで.それ故,自衛隊の皆さんがリスクを背負ってまで出かけて支援をしているって言う理由があるんじゃないのだろうか.「50年前の恩返し」って言う訳じゃないが,ある程度現地で基盤を作ってから志のある人が現地で活動をする,って言うのが普通の流れじゃないかと思う.その時には企業が出ていって現地で雇用創出って言う事をやってもいいと思うし,色んな活動家の人が出かけて安定のために汗を流すっていうのもいいと思う.
 だけど,今はまだその時じゃない,って思うのがおいらの本音.そりゃぁ,国費を使って救出したのはいいけど,「このまま残って活動を続けたい」って事を言ったら小泉さんだって切れるよ.つーか,普通の人は絶対切れるわな.ここがいわゆる「プロ市民」の考えの浅はかな所なんじゃないだろうか.
 う〜ん,どうなんだろうねぇ.おいらは自衛隊の派遣には賛成なんだけど,今のアメリカのやり方って言うのは正直気にくわない部分もある(つーか,自分たちの考え方を押し通そうとしているって言うのが一番ワカンネ.その場所に住む人たちの独自性を認めた上で活動をすべきなんじゃないだろ?って思うんだがな)んだが,一言で言えば

「おい藻前ら,取りあえず茶でも飲んで落ち着け」

って言いたい所なんだろうねぇ.