知らない事

　んまぁ，必修ゼミの話なんだが．
　おいらと同郷（って言っても県レベルでの話ね）の人がおりまして．まぁ，その方のご実家の家業は桜エビの加工関係．で，色々と会社の運営について「組織」って言う面から修論を書いているとの話．授業が終わった後，喫煙コーナーで一服しながら話を色々としたんだが，最初は「地場の特産品」桜エビを使ったまちづくりが出来ないモノか？と思っていたみたいなんだが，話では業界内部の事が色々とあってそーゆー方向からの論文を書くのは断念したって言う話が．で，その方は「こんな状況だったら，自分の会社が業界トップになって変えるしかない」って言う力強い事をおっしゃっていた．
　う〜ん，何も狭いところで何も争わなくてもいいじゃん，争うべき敵は外に居るんじゃないのか？って外部の人間から見れば思うワケなんだが，やっぱり由比も蒲原もそこは漁師町．色々と負けられないって言うかそーゆー部分は確かにあるのかもしれない．何やら，由比町にある施設はその中の１社がメインになって作ったものだとか．いや．マジでそれは知らなかった．実際に「桜エビアイスクリーム」は喰った事あるんだけどね（確か，OEM生産で，実際に作ってるのは沼津市内にある会社だって言う事は知っているんだが）．個人的は案外( ゜Д゜)ウマーって思うんだが．
　こう考えていくと，果たして自分がこれからやろうとしている（いや，もうすでにやっているんだけど）事は．果たしてどこまで現実的に適用可能なのだろうか？と非常に疑問を持つと同時に，どれだけ有効性のある提言になりうるのであろうか？って言うように思ってしまうワケで．確かに現場に非常に近い所にいるには居るんだが，ここのアクターが持つ様々な事情までは実はわからないと言うか，それぞれの業界にそれぞれの業界のジャーゴンだとかコードがあるように，表層的なそれらの意味は分かったとしても，その真の意味する所までは分からないのではないかと言う所に今更ながら危惧感を持つ．

「初めはまちづくりを考えていました．でも，まちづくりを考える中で，そのプロセスとしての企業の役目を考える必要があるって思うんですよね」