静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

必要なもの

 まぁ、何にしても「必要なもの」って言うのはどんな会社にしても、どんな業種にしても「必要なもの」ってもんはそう変わりないんじゃないのか?って思う。事前の「知識」があるに越したことはないが、そんなもんはその仕事を割り当てられる事によって「イヤでも覚える」羽目になる訳だし、その仕事を過去にやってきた人の経験が残っている訳だから、それを吸収する事によって覚える事は出来るんじゃないのかと。それだからこそ、「100万以上の数字が読めなかった」ような自分が「100千円」って言って「10万円」ってすぐ言えるようになった訳で(藁。自分が総務になって「え〜〜っ」っと思った事が、今では「タリー」とか「もっと早く言ってクレよ」とか言いながらも、一応は大きな事故もなく出来るって言うのはあるのかも。まぁ、「自分の給料の管理が出来ないのに、会社のお金の管理は出来る」って一部の外野には言われておりますが(苦笑)。
 そこにあるものを考えると「規範」と「意味」ってもんじゃないのかな?って思う訳で。
 支社の事業が今、全県的に結構注目されている訳で。確かにその支社の事業の主人公となるアクターは完全に別の存在。少なくとも今のおいらとは「見た目」だけでは全く結節点が無い。直接自分がその支社の事業に関して口出しをしている訳では無いんだが、その支社の業務を円滑に行うべく色んな支払書類が舞い込んでくる訳で。昨日は参りましたよ。普段なら郵送で来る支払書類が夕方にメール便で飛び込んできた訳で。で、明日は補助簿を書いてくれるアルバイトの子も休みだし、自分も午後から夏休み消化に入るので(本当は休みの予定だったけど、イレギュラーな支払が発生して結局午後だけに変更)支払日に間に合わないと。仕方ないので・・・って言うか、やっぱり「全体の仕事を円滑に進める」ために残業をしてデータを作ってとかやっておりました。まぁ、別にだから何?って言う部分もぶっちゃけあるんでしょうけど、とある事業を進めるため、目立たないながらもその事業を経理面からサポートしているって言う自負だけはあります。ええ、それが「仕事の意味」になるんじゃないのかと。もし、そこに異動になったらなったで、色んな事を覚えなくっちゃならないんでしょうけども、少なくとも「やっている事に意味のない事はない」って言う部分はあるのかなと。
 で、それにプラスして「規範」って言うものもあるんじゃないのかな?って思います。
 まぁ、格好いい言葉で言えば「職業倫理」って言うもんなのでしょうか。経理をやって行く上での職業倫理ってのは「支払が滞る事によって、事業執行に障害を及ぼしてはならない」って言う事だと思っております。
 「支払の滞り」って言う事に関して言えば、確かに月次決算との関連って言う事で「数字が合わなくなる」って言う事の怖さもあるんですが、それ以上に「個々の事業を総務で足を引っ張ってはならない」って言う所でしょうね。そりゃぁ、明日だって「んな現金で払わないで、振込にして下さいよ」って言う事を業務命令にする事もできるんですが、やっぱりそれ相応の事情がある訳で。余程理不尽な場合には「冗談じゃねぇ」って断ったり、支払を敢えて延期する事もありますけど、やっぱり全体を上手く回すためには、自分を犠牲にする(例えば、学校に行く電車を1本遅らせて遅刻してしまうとか、休日出勤して書類を片づけるとか)事も必要かと。
 お客さんに対するサービスの重要性、それも確かにあるかとは思うんですが、基本的には「規範」と「意味」の上に「サービス」ってもんが成り立つんじゃないのでしょうか。例えば駅なんかでの仕事であっても、駅の改札窓口に入るって言う事の「意味」は何か、そして、その仕事に要求される「規範」とは何か?って事を考えると、お客様に対してどのような態度で接するのか、お客様が暴徒に化けたときはどのように対応するのか、自ずからその答えは見えるのじゃないのかな、って思います。