静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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Follow Up ですか。


開業したいという人を手伝うのが創業支援機関の役割であって、その後は自己責任だよって考え方もありますが、創業支援機関が信頼されるには、成功例を出すことが不可欠です。とにかく開業させればいいやっていう考え方が、もしあるならば、捨て去ったほうが良いのではないかと思うのですが、実際はどうなんでしょうか?
創業支援機関は本当に役に立っているのか - シンクタンクのメッ
今年度前半の必修ゼミ先生のコラムなんですが。結構面白いネタを書いてありますので同業者の方は一読をお薦めします。
何か、個人的においら当たりへ投げかけられているような気もしないでも無いので、少し思っている事を書いてみたく思います。まぁ、総務チームでお金の流れでしか事業を見ていない人間の戯言なんですけど(苦笑)。
個人的には県域で一つの「創業支援機関」って言うもののあり方はどうなのか?って言う気もしないでは無いです。確かに国の施策を実施する機関が同一県内に複数あった場合、その事業統制をどうやって行うのかって言う部分での疑問はあるんですが、結局これでは「支援機関同士の競争」って言うのが存在しないのではないかと思ってます。まぁ、ミクロな話で「スタートアップオフィス」に入るのか「SOHO@しずおか」に入るのか、って言う部分での選択はあるんでしょうけど、結局上流を辿れば同じ地域プラットフォームの中に入ってしまいますからね。まぁ、そう言う部分での相互の情報交換は必要でしょうし、お互いの得手不得手をFollowする必要はあると思います。確かに私も「成功例」を一件でも多く出す事の重要性は正直な話感じていますね。いや、マジで、貸金庫に預けてある株券が紙くずにならない事を願うのみです。
ただ、問題は「成功例を出すために」その前の段階で絞り込みを厳しくやってしまうのはどうなのかな?って言う所も実は考えている所な訳で。そりゃまぁ、原資は税金ですし、その税金を投下するためには一定のハードルを設定する必要はあるって思うんですが、正直な話、もっと気軽に相談できる体制を創る必要があるのかな?って言う風に思うわけなんですよ。そんな事を思うきっかけになったのが・・・同じ先生の必修ゼミを受けた某町の水産加工業者さんの2代目の方曰く「商工会行って相談しても、まともに相談に乗ってくれない」って言う話なんですわ。結局狭い町の中ですから色々な血縁関係で縛られているらしく、どうもその主流派になりきれていない方らしいんですわ。職権で裏を取る権限もないので本当かどうかは分からないんですけど、もしこれは本当の話であれば、そんな些細な事で色んな可能性がつみ取られる可能性が存在する訳なんですよね。ええ、本当に些細な事で。行政自身がオルタナティブなものを持つ必要はないにせよ、仮にウチあたりに相談に来たときにはある程度の所までアドヴァイスが出来るような体制にするって言う事はぶっちゃけた話必要だと思うんですわ。
実際に公的資金を突っ込むと言う事の責任も果たさなくてはならない、その一方で、「熱いハートを無敵のパワー」に変える事が出来るトリガーにならなくてはならないう、って言う役目も持っているんだと思います。ええ、ウチみたいな会社って。
開業率って言う指標も大事だとは思います。でも、個人的には「想いを受け止める」事ができるような場所にならないと・・・とは思うんですけどね。難しい所です。