静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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かかりつけ湯


「予想以上」と手応え ファルマバレー構想(富士山ろく先端健康産業集積構想)の一環で、しずおか産業創造機構ファルマバレーセンター(PVC)が募集した「かかりつけ湯」モデル施設に、伊豆地域77の温泉宿泊施設から応募があったことが、4日までの集計で分かった。募集したPVCは「予想以上の反応」と手応えを感じている。
 モデル施設は、(1)かけ流しなど温泉の癒やしを提供(2)割安な平日連泊料金や健康に留意した食事などリピーターへの配慮(3)温泉活用の健康増進プログラムの提供?の1つ以上に該当することが条件。PVCは1月末を期限として募集した。
 PVCは識者などによる選定委員会を組織して3月中にはモデル施設を決める方針。その後、運営組織や事務局体制、具体的な事業計画を整えた上で、4月にスタートさせる。PVCは「かかりつけ湯の趣旨に合うかどうか、各施設の内容を精査したい。看板倒れにならぬように努めたい」と話している。
 かかりつけ湯は、同構想ウエルネス(心と体の健康)戦略の1つに位置付けられ、呼称はPVCが商標登録した。
ファルマバレー構想 「かかりつけ湯」モデル 77温泉施設が応募■2/5 静岡新聞 
 12/25のネタでも書いたと思いますが、マジで人員足りるのかよ?と書いてみるテスト。いや、これはあくまでも研究ノートよりは[会社]のヘッダがお似合いなんでしょうけどね(謎。
 謎話は別にしても、これって「湯治」の現代版になるんじゃないのか?って思う訳で。確かに伊豆地域の温泉って有名ではあるんだけど、結局東京からの観光客向けの旅館ばっかりになってしまっていて、このような需要に対応できるような所が無くなってしまっているって言う部分になって来ているが故の所もあるんじゃないのかな?って元バス屋としては思うわけで。元々はがんセンターの総長が「手術後に温泉療養出来る所が欲しい」(意訳)って言う部分がそのスタートにある訳なんだが、考えてみれば「湯治」の良さと、「温泉療養」と言う部分のベストマリアージュを探した方向性だと思うわけで。
 けど、これって既存の旅行会社にとってみれば正直な話「儲かる」話じゃないと思う。旅行会社って言うのは「1泊○○円で、そのうちの○%を手数料として貰う」訳だから、安い値段で連泊されて手数料が下がってしまってはどうにもならなくなるし、この手の商品って言うのは旅館が直接販売するって言うのがある訳で。けれども、逆に考えてみると「本気で売り出そう」とする旅館にとっては「他の旅館との差別化」が可能になるって思う。「ウチは〔かかりつけ湯〕に認められている旅館ですよ」って言う事で、お客さんへの訴求力もupするのは確かな話だと思う。あ、良く読めば「格安な平日連泊料金」って言うのも条件の一つだっけ。
 根は健康って言う話なんだけど、そこに魅力を見出したお客さんが多く来る事によって地域経済も回っていくだろうし。総合施策の一つになるのかな。とりあえずBookmark。