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「キラリ」って何よ?


 文部科学省は12日、学習指導要領によらないカリキュラムを組む2005年度の研究開発学校として、12都府県の16件31校を新規指定した。30都道府県から66件の応募があり、指定された中には、小学校の教科として、地理科や歴史科を設けたり、表現力を育てる教科「キラリ」を新設したりする取り組みが含まれている。
 指定されたのは公立25校、国立4校、私立2校。
 地理科、歴史科の新設は東京都板橋区立板橋第六小。一部に中学校の学習内容を取り入れる。
 香川県綾南町立陶小の新教科「キラリ」は全学年に設定し、表現力を重視して、劇の創作などに取り組む。
新教科「キラリ」で表現力 研究開発校共同通信ニュース@Yahoo News
些か旧聞に属してしまう話題かもしれませんが。
 このニュースを読んで、そう言えば小学生の頃って結構興味持って色んな事勉強していたなぁ、って思い出しました。まぁ、社会科の授業に偏っていたって言えば偏っていたんですけどね。授業の予習で教科書を読むだけでは飽きたらず、家にあった歴史関係の全集の中からその授業に関する項目を色々と読んでみたりとかしてましたね。別に発展内容を授業でやるとかそう言うものではなくって、ただ単に「面白い」って言うだけで。まぁ、マセていたガキって言えばガキなんでしょうけど。で、肝心な所は全然覚えて無くって、そこそこの点数は取れたんだけど、なかなかその上に行くことが出来なかった、って言う事を覚えています。
 中学校の授業内容とかそう言う所まで行くって言うのも一つの方向性かとは思うんですが、やっぱり「自分で興味を持って調べる」って言う所までどうやって持っていくのかな?って言うのが重要な所だと思っています。そのためには、先生が「どうやって子供の興味を引き出させるのか」って言う所が必要だと思います。幸いにして、おいらの小学校の頃の先生は約1名を除いて、結構そんな部分を非常に上手く引き出してくれた先生でした。31にもなって、やっぱり感謝しています。かれこれ20年前の話ではあるんですが。
 で、重要な所は「考え方をしっかり持っている先生」って言う所もあるんですが、「色んな可能性を示してくれる先生」だった、と言う所です。ある一定の考え方に縛られる事無く、色んな方向から考えるヒントを提供してくれたりとか「別の考え方もあるんじゃないの?」って言う事を常に言っていた部分だと思うのです。実際どんな考え方を持っていたのかは正直言って分かりませんが、やっぱり「色んな部分から考える」って言う、今おいらの知っている言葉で言えば「視野狭窄になるな」って言う所を持っていたって言うのは幸せなのかもしれません。
 素晴らしい方向性を仮に持っていたとしても、その方向性によって特定の考え方を押しつけたりとかって言う事はやっちゃぁならないって思います。変な話ですが、基本的に全ては等価であると思いますし、モノを言う事を縛っちゃならないと思います。判断するのはあくまで自分自身ですし。「ものの考え方」って言うものをもっとしっかり持たせるような方向を持たせるのが大事なんじゃないでしょうか。