静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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こりゃあんまりだろ。

 まずはこちらの画像をご覧下さい。本当なら「テレビ画像のキャプチャーを公開する」って言う事は褒められたものじゃないんですが、正直、この画像を見て余りにも頭に来ましたので貼り付けておきます。
 別に特定の人をけなすワケでもありませんし、自分自身も何回か仕事で中国に行った事があります。また、逆に中国からの研修受け入れ担当者をやった事があります。個人レベルで話せば「ごく普通の人」だと思いますし、仕事の打合せをしながら北京の町のなかで食べた家庭料理、どんな高級な店で食べるのより美味しかったです。もし、もう一度中国に行くって言うのであれば、その店でビールでも飲みながら馬鹿話をしつつ夕飯を食いたいって思います。
 でも、正直言って何でここまでする必要があるんでしょうか。日本車を壊したければ壊せばいいです。でも、何でこう同じ国の人間が乗っている車を、平気で壊す事が出来るのか?配慮って言うものが無いのか?って思います。正直、人間として最低な行為ではないでしょうか。「日本製品排斥」って言う事を言いたいのであれば、アメリカの自動車工場に勤めている人がやったように、中古車でも何でもいいですから1台どっかから調達してきて、そいつをテレビカメラの前でぶち壊す方が余程ではないですが効果があるでしょうに。当然政府が公認ならば、公安の中の人は(・∀・)ニヤニヤしながらその様子を見ているだけでいいはず。
 でも、これは・・・れっきとした犯罪でしょう。少なくとも日本でこんな事やったら器物損壊だとかそこらへんの罪状で速攻逮捕になる、って言うのが当たり前の話。まぁ、確かに「常識」ってもんは人の数ほどあるとは思うんですが、それでも「犯罪を見て見ぬふりをする」と言う中国政府の態度は、国際社会の中においては絶対に許されない行為のはずです。群集心理とか色々と有るとは思いますが、それでも流石にこれは余りにも酷すぎるのではないでしょうか。その上で、こんなニュース記事も。


【北京17日時事】町村信孝外相は17日午後、北京の釣魚台迎賓館で中国の李肇星外相と会談した。町村外相は、中国国内の反日デモについて抗議するとともに「国際ルールにのっとって、誠実かつ迅速に対応していただきたい」として中国政府の正式な謝罪と補償を要求した。これに対し、李外相は「中国政府はこれまで一度も日本国民に申し訳ないことはしたことがない」と謝罪要求を拒否、被害補償にも言及しなかった。
会談では、22日にジャカルタ小泉純一郎首相と胡錦濤国家主席が会談する方向で調整することで一致した。しかし、反日デモが拡大する中、中国側が日本側の謝罪要求を明確に拒否し、対日強硬姿勢を鮮明にしたことで、早期の事態打開は一層不透明となった。
反日デモ、中国謝罪せず=首脳会談開催へ調整−日中外相 ■4/17共同通信@Yahooニュース
 こんな様子を見せられて、なおかつ、報道の自由が確保されている国のテレビ局記者が本番中にレポートを中断させられる、と言うのは余りにも馬鹿にしているのではないでしょうか。被害補償をしろとかそーゆー問題もありますが、それよりも、自分達の国の事を適切にコントロール出来ない政府である、と言う無能さ加減を晒してしまったのかな、と思います。
 確かに市場としては大きな国であるかもしれませんし、人や文化は色々といいものや面白いものがあるかもしれません。ですが、いつまでも「中国様が」って言う感じで言うのではなく、是々非々でしっかりとした外交を日本の政府にはして欲しいと思いますし、中国も国際社会の中の一員であると自負するのであれば、自らの国の事に責任を持つべきではないでしょうか。今のままでは、正直な話、危険地域に指定されてもおかしくは無いですし、そんな国で顔色をうかがいながら、なおかつ技術流出を心配しながら仕事をするって言う必要はないと思います。