静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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懐かしい香りの丸ノ内線

 (承前)と言うわけで霞ヶ関で高速バスを降りて、まずはApple Store Ginzaへと向かう。iPod nanoの" iPod nano Lanyard ヘッドフォン"を買おうと思ったのだが・・・売り切れ(´・ω・`)ショボーン。その後秋葉原へと向かい、ありそうな店を全部回るものの全滅(´・ω・`)ショボーン。仕方ないのでここに書いてある通りの行程で吉祥寺へと向かう。
 そんな中で気付いたのが、AED(自動体外式除細動器)を丸ノ内線の駅で見かけた事であった。「へぇ、東京メトロもなかなかやるなぁ」と思ってよく見てみると、「杉並区」が設置していると言うステッカーが貼ってあった。行政が駅に設置しているとは、杉並区、なかなか侮れません。気になってググってみた。


AED(自動体外式除細動器)とは、心筋梗塞などで心臓が痙攣を起こし、血液を送るポンプとしての機能をしなくなったとき、電気ショックを流し心拍を再開させる医療機器です。
これまでは医師や救急救命士しか使用することは出来ませんでしたが、平成16年7月より一般の方も使用できる事となりました。
このたび区では、区立体育施設や区民センター、区立障害者施設等に30台のAEDを配置しました。(今年度中にあと20台、合計50台配置する予定です。)
心筋梗塞などの場合、1分経過するごとに7〜10パーセント生存率が減少すると言われています。救急隊の到着までの間に、そこに居合わせた方によってAEDによる処置が施されることは、尊い命を救うためにとても有効な手段となります。
倒れた方の意識がない場合、電源を入れ電極を貼り付けると自動的に機械が心電図を解析し、必要な場合だけ電気ショックを与えます。(心臓が正常な場合は電気が流れない仕組みになっています)
全ての操作は音声ガイダンスにより指示されます。
倒れている人を見かけた時、勇気を持って救いの手を差し伸べてください。
さらに、AEDを正しく使用できるように、また救命についての知識を深めていただくため、区や消防署で「救命講習会」を実施しておりますので、ぜひご参加ください。
安全・安心のまちを皆さんとともに実現しましょう。
救急用の医療機器「AED」を30施設に配置■杉並区役所(10/11確認)
 そう言えば、8月に北海道行ったときに羽田空港で設置してあるのを見たんですが、駅に設置してあるって言うのは正直言って初めて見たので驚いた部分もある。確かに駅の中で倒れたとき、駅員さんやそばに居る人が本当に応急処置をする事によって助かるって言う事もあり得るので、この設置は正直面白いと思う。ただ、願わくは使わない方がいいんだろうけど・・・。
 まぁ、AEDについては本題からちょっと外れてしまう訳なんだが、考えてみれば駅の事を「地域の中の重要な施設」としての認識がコンセンサスとしてあるんじゃないのかな?って言う気がしないでもない。実際、今回のスタンプ回収でも「必ず地上に出る」って言う事をやっているわけなんだが、外に出ると「丸ノ内線」と言うイメージが持つ路線のイメージとは全く違うものがそこに存在するような気がする。そう、どこか「懐かしい」と言うか何と言うか。
 「丸ノ内線」と言えば、やはりその姿は「副都心と都心を結ぶ地下鉄」って言うイメージがあり、路線の古さもあいまってその重要性は高いって思うんだが、実際に昔は「荻窪線」と言われていた路線を見ると、「郊外電車」って言う感じもしないでもない。車両は流石に新しいが、駅の作りは何か昭和30年代っぽい香りが残っているし。けど、決してそれは悪くないって思う。地域にしっかりと根付いている電車、そんなイメージを強く感じたし、各駅で一端改札の外に必ず出て見た風景は、どこか自分にとって「懐かしい香りのする東京」って言う様子だった。そして、その「懐かしい香り」とは、希薄になっているかもしれないが、どこかで人と人が繋がっている社会、そんな気がしてならない。