静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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で、静岡まで。

 で、静岡までのバスは相変わらずのこちら
 クリスマスと言う事もあり、車内にささやかではあるものの飾り付けがしてあった。正直、20年以上東名高速線を使っているんだが、初めてこんなのを見る。

 本当に些細なものなんですよね、こんなのって。別に交通機関の本質である「輸送」って言う観点から見た場合には全く必要ない訳なんですよ。
 けれども、基本的に「同じサービス」を提供している訳で。静岡まで帰るんだったら、JR東海バスの急行便に乗っても構わないし、JRバス関東の急行便でもいい。「輸送」って言う目的は達成される訳なんですから。ですが、そこに「輸送以上の何か」があるとやっぱり嬉しくなる、って言うわけで。
 元々、東京駅発16時の超特急名古屋駅行はJRバステックと言うJRバス関東の子会社が運行している便なのですが、車両もかなりハイグレードなものを使っています(4列シートですが)。また、ドライバーさんが出発前に肉声で挨拶する、と言うようにサービスには結構気を配っている会社な訳で。そんな流れの中で、ささやかではあるもののクリスマスツリーを飾ったりとか、リースを付けてみたりとかをしていると思いますし、室内灯も白色の蛍光灯が有るにもかかわらず、今日乗った便では電球(なのかな)を使った暖かい色の明かりで、非常に雰囲気がいい訳で。狭い車内であったとしても、雰囲気を上手く作るって言うのは上手だと思います。
 結局、そんな「些細な事」がお客さんを引っ張ってくるのかもしれません。当然、基本である「安全運行」があっての話ではあるんですが。これは、少なくともバスとかって言う話ではなく、あらゆる部分において言える事だと思うのですが「他社とどんな所で違いを見せるのか」って言うような基本的なものと通じるものがあるかと思います。そんな些細なサービスであっても「いいなぁ」と思えば顧客の忠誠度が高くなる訳ですし。
 その部分を、色々と考えなくてはならない、そう思うわけです。少なくとも、おいらの中ではJRバステックを選んで使おうって言う部分がある訳ですし。