静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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本当に動いているのか?

 昨日の朝刊広告に「しみずライナー」の折込広告が入っていたみたいで。清水市もとい清水区在住の職員の間で話題になっていました。まぁ、チラシそのものは23日に新静岡で入手したものと一緒だったんですが。
 閑話休題


 静岡商工会議所の本年度通行量・お買い物調査結果によると、静岡市の中心商店街の総通行量(毎年11月最終日曜日に実施)は前年調査比2・2%減の48万1104人と3年ぶりに前年を下回った。同商議所はJR静岡駅南でのセントラルスクエア静岡開店とツインメッセでのイベント開催が要因とみている。
 総通行量は2000年度を100%とすると本年度は92・8%だった。地点別は上位に大きな変化はないが、前年11位の「JR静岡駅南口・JR東海静岡支社前」が8位に浮上した一方、前年9位の「紺屋町/静岡西武・トラヤ前」は12位に後退した。
 お買い物調査で中心商店街の訪問目的は「婦人服」が前年と同じ1位だが、前年2位の「食料品」は前年より9・3ポイント減って14・7%と3位に下がった。2位は「書籍・文具」(15・7%)。前年6位の「化粧品・医薬品」は4・3ポイント増の10・3%で4位となった。
(以下略)
静岡市中心商店街 通行量3年ぶり減 駅南へ流れる静岡新聞 1/25確認
 見た目では「駅南に人が流れた」って言うように感じられるのですが、果たして本当にどうなのかな?って思う部分があるわけで。実際、中心商店街に食料品を買いに来る人は減っているとありますが、これは確かに言えるでしょう。どうしても中心商店街でなくては買えないものがある、と言うわけではありませんし、むしろこの面に関しては駅何に流れるなぁ、って言うのがあります。
 ですが、何だかんだ言って「婦人服」とか「書籍文具」を買いに行く、って言う構図は変わらないような気がしないでもありません。確かに郊外型店舗の書店があるにはあるのですが、どうしても有る程度の量の中から本を選ぼうと思うと中心部に行って探した方が楽ですからね。(Amazonとかもあるだろ、って言うのはまた別の話題として)
 トータルで減った、と言うのはやっぱり「車で出かけた」と言う部分もあるんでしょう。ここ近年色々とバスを使いやすくする施策は色々と行われてはいますが、やはり生鮮三品を買おうと思うと車ででかけた方が楽な訳で、トータルのパイがそんなに大きく変わったって言う事はないと思います。

 恐らく、この傾向は今後も続くと思いますし、「中心部の凋落」と言うのは目に見えない形で起こっているのは確かな話だと思うんです。駅南・駅北と言うような小さな観点ではなく、それこそ静岡と東京、名古屋と言ったような都市間的な観点からも見る必要があるのではないでしょうか。正直、楽器関係の道具なんかの値段は静岡よりも東京の方が格段に安いですし、色々と品数も豊富です。後背地にある需要の大きさって言うのも無視できないファクターではありますが、やっぱり、この部分がどうにかならないのかなぁ・・・って思ってしまいますね。話が分かる店員さんが居て、色々と対応をしてくれるお店を作り、そんなお店が市内のどこにあるか関係なく連携して「ああ、あの件だったらどこどこのお店が詳しいですよ」と言うような情報を持てるようになること、正直難しいとは思いますがその位行ってもいいんじゃないのかなって思います。