静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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都市計画マスタープラン地域協議会委員のひとりごと

 会社から帰ってくると「静岡市都市計画マスタープラン」が送られてきていた。一昨年から去年にかけて清水区の「都市計画マスタープラン地域協議会委員」って言うのをやっていて、その結果と言うか議論の結果がまとまった、と言うわけで。
 見てみると「今の静岡市をどのように捉えているか」とか「将来像をどのように考えているのか」とか言う事が色々と書いてあって思わず今まで読みふけってしまう。実際、自分自身は自分の住んでいる地区の地域協議会に出ていたので、同じ区内に関しては最後の発表会の時に「どんな事やってんのかな?」と聞いた訳なんだけど、旧静岡市側の方は正直言ってわからなかった。実際、この冊子を見てみると面白い。


 マスタープランとは?って言う話の中で「20年後や30年後の地域の目指すべき姿を書いてあるプラン」って言う話があった訳なんですが、確かに「目指すべき姿」は「目指すべき姿」として存在させる必要はある。いや、存在させなくてはならない。だけれども、次に一体何をすべきなのかと言う事も併せて考える必要があるんじゃないのかな?って同時に思う。


 正直な話、「住民と行政との協働」って言う事が言われているし、その必要性は自分も一介の偽公務員として理解はしているつもり。けれども、何よりも一番大事なのは「その自分の居るところが本当に好きなのか?」って言う事になってくるって思う。そう、言うなれば「タウンプライド」って言うのをどれだけ持ち得るのか?って言う所になるんじゃないのだろうか。こればっかりは行政がどうこう言って始まるものじゃないと思うし、本当に地域の中からの動きになってくるしかないと思う。
 極端に言えば、それぞれの仕事や暮らしを大事にする事こそ「地域の価値を高める」事になるのではないだろうか。そう、地域を知り、その中で様々なアクティビティを行う事こそ実は大事だと思う。そんな中で「好きな所」はもっと伸ばそうと思って欲しいし、「ここは良くない」って言うものを前向きに変えていこう、そんな想いが出てくるのではないだろうか。


 20年後、30年後、自分がこの静岡に居るのかどうかはわからないが、策定に携わった人間として「出来る事は少しでも」やって行きたいと思う。