静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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九州奇行(4)

あしや人形感謝祭
 で、何で芦屋町まで来たのか?と言えば、昔からやっている「あしや人形感謝祭」。今年は何故か

薔薇乙女人形

 もとい、

真紅様


 をPRキャラに使ったパブリシティが行われていると言うわけで。で、この感謝祭に参加する方向けの輸送にJR九州バスの「RED LINER」をラッピングして使うと言う話があった訳で。
 本当だったらその「RED LINER」の写真を撮りに行こうと思ったんだが・・・現地に着いてスケジュール的にその野望が果たせなかった訳なんですがorz。取りあえず画像掲示板で拾ったものがあるので参考までに転載の上、挙げておきます。


*画像は転載です。
ちょwww、生でマジミタスwwww。山陽道昼特急博多号にこのラッピングで代走入ったら(入る訳ネーヨ)全てを捨てて大阪まで行きそうな俺が居るんですがwww。
まぁ、見れないものは仕方ないので、取りあえずまちの中を歩いてみます。この芦屋町って言う所は遠賀川の河口付近にある町で、航空自衛隊芦屋基地がある所だったりします。最寄りの駅は折尾や遠賀川駅なのですが、やっぱり距離がある訳で。江戸時代には物資の集散地と言う事で栄えた町との事です。
で、何でそんな所にローゼンヲタホイホイなイベントをやっているのか?って言うわけなんですが、これはこれで結構由緒正しいみたいなんですね。で、以下真面目ネタです。

 元々、この芦屋は「おか」や「おかみなと」と称されており、万葉集古事記日本書紀にもその名前が出ているまちのです。で、ここの風習として「八朔の行事」と言うものがあり、初めての男児には藁馬が、初めての女児にはタゴビナと言われるものを家で作り、9/1にそれぞれの家庭に飾ると言う風習があるとの事なんですわ。
 で、この芦屋にある「岡湊神社」にはこんな言い伝えがあると言う事なんですわ。ある時、漁師の網にかかったスサオノノミコトの人形を神社に奉納したら、疫病が治まったって言うらしいんですよね。以来、その故事を元に人形供養を行っているって言う事みたいで。
 どっから見ても「人形作り」とか言う産業が無さそうな場所で「人形感謝祭」としてこれだけの大きなイヴェントをやっているのはそんな事情があったみたいなんですわ。

 で、それをどんな理由か分かりませんが、芦屋町役場の中の人か商工会の中の人かどうかは分かりませんが、「そんだったらローゼンメイデンと引っかけてやってみないか」って言う事で今回のイヴェントになった模様です。この当たりの詳細の考察は後日書きたく思いますわ。で、ポスターはこんなの。

 で、このポスターをどのようにして使っているのか?てな感じで町の中を歩いてみるとこんな雰囲気で。


てな感じで商工会の玄関に貼ってあったりとかする訳で。公的機関だけではなく、個人商店や個人宅にも貼ってあるのは正直驚き。どれだけ力が入っているのかがよく分かりますわ。物品販売会場も東京とかのそれとは違ってかなりマターリとした雰囲気だったし、凄いのんびりとしておりました。

取りあえずは必要なものを買った後、折角なので神社にお参りを。


小さいながらも、地元の方に大事にされている様子がよく分かりますわ。正直、このイベントが無かったら芦屋町まで来なかったと思いますし、恐らくなんかのご縁かもしれません。そんなご縁にお礼と、これから先の道中が無事である事を祈って神社を後に。

帰り道、こんな案内が出ているのを見付けました。

本当に地元の小さなお祭りかもしれません。