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共生社会?


 浜松市北脇保之市長が22日、東京・千代田区のフォーリン・プレスセンターに招かれ、外国メディアの特派員らを前に、「外国人市民との共生」をテーマに講演した。外国人の長期定住に対応しきれていない現状の法制、社会システムなどを問題提起し「国、地方自治体、経済界一体となって現実を直視し、受け入れ体制を整えていかなければならない」と持論を展開した。
 外国人犯罪対策に関連し市内などでブラジルとの犯罪人引き渡し条約の締結を求める動きが広がっていることに対しては「私自身もきちんと裁くべきだと思っている。それが犯罪の抑止に重要であり、共生社会の実現にもつながる」と述べ、外国人集住都市会議などを通じて、条約締結に向けて政府に積極的に働き掛けていく姿勢をあらためて示した。
 浜松市外国人集住都市会議などを通じて提言してきた教育や医療をはじめとする外国人の受け入れ体制の整備に関しては、「政府の対応は残念ながら非常に遅く、現場では何も変わっていないに等しい」と指摘したうえで、「浜松が対応を迫られている問題は近い将来、全国に広がる。大きな混乱を巻き起こしかねない」と強調した。
「犯罪抑止に重要」 特派員らに講演 北脇浜松市長静岡新聞 6/23確認
 ブラジルとの犯罪者引き渡し条約が現状では締結されていない訳で。で、それを早く結べよ!って言う地域発の動きなんですが。
 ここら辺の話、静岡県内に住んでいる方であれば話は早いと思うのですが、分からない方に手っ取り早く解説。
 浜松市内でひき逃げ事件があって、その犯人はブラジル人でした。当然犯罪者引き渡し条約を締結している国ならば「○○って言う香具師が日本国内で犯罪犯したのでタイーホして、身柄を引き渡してくれ」って言う事を言ったりだとか、「そっちの国の国内法で裁判してくれ」って言う事を言えるんですが、ブラジルに関してはそんな条約を結んでないので、こいつが犯人だって分かっても何とも出来ない状況なんです。
 で、実際に参議院に請願を提出してある状況ではあるんですよね。請願を採択し、内閣送付されている訳なんですが。
 まぁ、色々と思う所はあるんですが、外国出身の方が日本に住んでいてもいいって思いますし、色んな面で仕事をしてもいいって思うんですよ。雇用している会社、会社やその人が住んでいる地域全体にとってプラスになれば。ですが、色々と問題を引き起こしたりとか、「どう考えてもそりゃおまえ、不味いだろ」って言う事をやっている以上、やっぱり「外国人排斥」の動きが起こってくる訳で。静岡県内じゃ浜松市(旧浜松市)のエリアでは特にその問題が地域において解決しなくちゃならない問題になっている訳なんですが、どうがんばっても「外交」は国の役目でありますので、そう簡単に地域内での解決って言う事をする訳にはいかないんですよな。
 日本に来て仕事してもいいよ、だけど、その地域(広い概念でとらえて下さい。この場合には「国」も含む概念って言う事で)内でのお約束が守れない奴は帰れ!って思うのが実際の所ですし、「いつかは帰る外国人だから、まぁいいや」って言うのは・・・流石にね。