静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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ぶどう畑で考えた。

*ダメ偽公務員、情熱系( ´ー`)y-~~からのコンテンツ異動分です*
 と言うわけで今日は山梨方面へぶどう狩りに出かけてきた訳なんだが。
 それこそ、コース的には「ありふれた観光コース」な訳で。旅行会社フィルターを通してしまえば「何かこう、当たり前だよなぁ」って思う部分があったりとか、変なこだわりがあってコースに入れた事がない普通の施設へ色々と言ったりした訳で。
 しかし、実際に行ってみるとどうだろう。結構「これっていいじゃん」って感じる部分があった。そんな話を少し書いてみたいなと。

■侮る事なかれ、ワイン工場。
 山梨方面の観光コースでは「ワイン工場」と言うのが定番のコースになっている訳だが、確かに一通りの工場見学と試飲コーナー。で、お土産購入で終了なんだけど、そのワイン工場には地下に自分の生まれた年の「貴腐ワイン」を飲ませてくれる(有料ですが)所があった訳で。で、おいらとおいらの仲間はそこで飲んでみた。
 ・・・いや、マジでこれ、いい意味でクオリティ高いんですけど。自分が生まれた年は1973年。で、もうそれこそ30年ものになっている訳だし、値段も一杯1000円を超える。それこそ、そこに置いてあるのは1945年(終戦の年ですよ!)から各年のが置いてある訳で。そのワイン工場の「ものづくり」に対する意気込みのようなものを感じて仕方がない。また、そこの担当の方がやっぱり相当ワインへの知識も深い訳で、話していると結構興味が尽きない。泣く泣く時間なので帰らざるを得なかったが、本当に時間をかけて行きたいなぁ、と思うわけで。

■やっぱりもぎたては旨いよ、ぶどう狩り。

 お客さんを送客した事はあるけど、自分がお客さんで行くのは正直・・・20年ぶり以上な訳で。このぶどう園は巨峰が成っていたんだが、取りあえず一粒もいで食べてみると・・・無茶苦茶甘い、で、美味しい。おかげさまで3房程食ってしまったのはお約束な話で。で、我が家の中の人に頼まれた分も買って帰る。
 山梨のぶどうは元々ワインのために作られた、って言う話があるのだけど、中央道を甲府盆地に駆け下りてくるぶどう畑の風景は東名では見る事が出来ないいい風景なんじゃないのかな?って正直思うわけで。地元の産業が景観を作り出したって言う部分ではやっぱり凄いなぁ・・・なんて思う。

 
 実際、静岡のお隣は山梨なので結構自分なんかも休日にドライブで出かける事はあるのだが、なかなかこう「当たり前の所」って言う所には行かない事が多い。けれども、「当たり前の所」って言うのは、それこそ「昔からある」って言うような部分もあるだろうし、それが故に「ふーん」とスルーされてしまう所も多いんじゃないのかな?って思うわけで。実は、そんな「当たり前の事」をしっかり見つめて行かなくてはならないのでは?って感じる所がある。
 静岡にある様々なものは、その地に住む自分にとっては「当たり前」のものであるかもしれない。しかし、その「当たり前」の事をどうやって考え、先々に繋いでいくのか、それを考えると言うのは案外難しいのかもしれない。何をしなくちゃならないのか、って事を考える事こそやっぱ大事なのかなぁ・・・なんて思わず考えてしまう。

 まぁ、旅行そのものは楽しかったんですが、そんな事をふと思ってしまったんですよw。