ファイナル・アプローチ
自分が今活動しているオケはそれこそ「有志が集まって活動しているオケ」なので、特定の練習会場を持ってはいない。だが、それでも、比較的多く練習活動をしている公民館から出演のオファーがあったので、内部で検討をした結果「参加する」と言う事になったのである。
本当であれば、自分も11月26日の演奏会に出演する予定ではあったものの、この日に痛恨の海外出張が入ってしまったために、この日の「中央公民館祭り」への出演が実質最後のステージとなってしまった訳である。
会場に着き、まずはこちらの鉄道模型クラブの展示を見る。ちょwwww、東武50050系が居るじゃねぇかwwww、とか「東武=JR相互乗り入れの時のラッピングまで再現してるじゃねぇか、スゲー」ってな感じでdkdkしていた。
そして、友人と別れてからコンサート用の衣装に着替え(って言ってもワイシャツとネクタイを替えるだけなんだが)てから楽器を出すと、いよいよ本番だな、って言う感じが自分の中にもみなぎってくるのが分かった。
泣いても笑っても、自分にとっては最後。
チューニングを終えて、ステージに出るために待機。こんな感覚は本当に久しい。傍目には馬鹿を言っていたものの、やっぱり内心は落ち着かない。今までの練習の事、そして、そんな練習の中で色々とあった事。そして、ステージに上がる。
暗くなっていたステージ上の証明が照らされて指揮者が入ってくる。約15分間の短いながらも大事なステージの幕が開いた。
そして、タクトが降ろされ、その場に立ち上がる。
漸く会場の様子を見る事が出来た。
これで・・・終わりなのか?そう思った。
でも、これで終わりじゃない。自分にとっては第2期の演奏会へ向けてのサポートのはじまりであり、他の団員にとっては、第2期の演奏会へのカウントダウンのスタートなのだから。だからここで終わっちゃいけない。前に向かって進んで行かなくてはならない。
その後、打ち上げを北千住の居酒屋で行い、久々にはっちゃけた飲み会をやった後で、21:10発の清水行のバスで帰るために20時過ぎに会場を辞した。