東京駅2110-新清水2343 しみずライナー9号(JRバス関東)
車両 :H658-05404号車(JRバス関東 東京支店)
乗務員:東京〜清水 JRバス関東 東京支店
いつものように、乗車前に喫茶店でアイスティーを飲みながら一服。そして、1番乗り場に向かって歩くと、月がきれいだった。
雲の向こうに立待月が見える。今の自分の気持ちを象徴しているようだ。そう、確かに「やったんだ」と言う感覚がはっきりと内心にはあるものの、決してそれは自分の心の中ではっきりとした形を描いていない。色々と思い残した事、やりたかった事、まだまだ有るのが本当の所である。だが、それでも「出来る所まではやったんだ」と言う部分もある。
だが、幾らここで考えたとしても、それは明らかに結果論でしか過ぎない。
もし、今できる事を考えるのであれば、今の自分に出来る事をする事だけ、それしかないのである。
練習帰りに何度も乗った「しみずライナー」号。
車窓に見える東京の町並みは穏やかな顔を見せている。
時間は流れ、気が付けば10月。
色んな季節の中を一緒に走り抜けて来た。
そこには毎日変わらずに黙々と仕事をこなす人が居て、
色んな想いを抱いて乗っている人が居る。
誰のためでもなく、何のためでもなく、
ただ、「想いを繋ぐため」、毎日走り続ける。
この11ヶ月の間、一緒にやってきた仲間たちに。
大事な練習への送り迎えをしてくれた彼女たちに。
そして、安全に送り届けてくれた全ての運転士さんたちに。
こころから、ありがとう。
そして、これからも・・・お願いします。