静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

過去記事のアーカイブになっています。

12/15東名高速線ダイヤ改正

 と言うわけで、JR東海バス公式ページに12/15東名高速ダイヤ改正のリリースと新ダイヤが上がってきました。さて、今回発表になったダイヤ改正の内容を、以前書いたエントリと比較してみる事にしましょう。

 その前に、┏◎-◎┓乗り物日記さんのエントリを参考にしながら、今回のダイヤ改正のポイントなんかをまとめてみましょう。

施策番号 施策概要 倉庫番的評価
その1 担当会社毎に異なっていた停車駅が統一 (・∀・)イイネ!!
その2 S特急スーパーライナー」の減便 ( ゚Д゚)ビミョーン
その3 東京名古屋系統の「特急」便復活 ( ゚Д゚)ビミョーン
その3−1 JRバステック担当の「特急」便登場 (・∀・)イイネ!!
その4 東京浜松系統にJRバス関東担当便登場 (・∀・)イイネ!!
その5 東京名古屋系統、東京静岡系統の週末季節運行便復活 (・∀・)イイネ!!
その6 静岡駅発着の「特急」定期便の廃止 (´・ω・`)ショボーン
その7 静岡名古屋系統の昼間運転便の廃止 ( ゚Д゚)ビミョーン
その8 区間運転便の廃止 ( ゚Д゚)ビミョーン
その9 「浜松インター」バス停の登場(浜松市内) (・∀・)イイネ!!
その10 「本山」バス停の昼間便使用開始(名古屋市内) (・∀・)イイネ!!
その11 始発バスターミナル以外からの予約も可能になる (・∀・)イイネ!!

倉庫番的評価はあくまでも「おいらの観点から見た」評価ですので、まぁ、皆さんが同じであるとはとてもではないですが思えません。ご参考までに、と言う事で。では、個別分析。

施策番号 施策概要 倉庫番的評価
その1 担当会社毎に異なっていた停車駅が統一 (・∀・)イイネ!!

 これは、同じ「超特急」って言ってもJRバス関東/JRバステックとJR東海バス、「特急」でも浜松系統と静岡系統では停車駅が異なっていたんですが、12/15のダイヤ改正で全ての特急・超特急の停車駅が統一。これは素直に「分かりやすくなった」って言う事で受け取っていいのではないでしょうか。

施策番号 施策概要 倉庫番的評価
その2 S特急スーパーライナー」の減便 ( ゚Д゚)ビミョーン

 これも「停車駅の統一」って言う事になるのでしょうか。JRバステックとJR東海バスで同じ「スーパーライナー」とは言っても停車駅が異なっていましたし。JR東海バスの撤退で、JRバステックのみが「スーパーライナー」を担当する事になった訳で。地元の東名静岡に停車しなくなったって言うので( ゚Д゚)ビミョーン評価。

施策番号 施策概要 倉庫番的評価
その3 東京名古屋系統の「特急」便復活 ( ゚Д゚)ビミョーン
その3−1 JRバステック担当の「特急」便登場 (・∀・)イイネ!!

手元にある古い時刻表、平成11年2月改正の時には東京名古屋系統の「特急便」が存在したのですが、今回の改正で復活した「特急便」は多少停車駅が異なっています。ちょいと比較してみるとこんな感じになります。

ダイヤ 系統 東京 向ヶ丘 江田 大和 綾瀬 厚木 伊勢原 足柄 御殿場 裾野 沼津 愛鷹 富士 興津 清水 日本平 静岡
H11/2 名古屋 - - - -
H11/2 静岡 - - -
H17/9 浜松下り
H17/9 浜松上り
H17/9 静岡上下 -
H18/12 全て - - - -

*特急便、東京静岡間での停車駅比較。
 それこそ、全ての特急の停車駅が揃ったのは本当に久しぶりの話では無いでしょうか。愛鷹や興津、日本平が特急の停車駅から外れる代わりに、裾野や江田と言った所が新たに停車駅に追加になったり、東京近郊での停車駅を増加させると言うのは「お客さんを少しでも拾いたい」と言う事の現れだと思います。密かに今回恩恵を受けるのが東名清水。従来は静岡系統の特急しか停車してませんでしたが、名古屋系統の特急停車の復活と言うのもあったりとか。この変遷を見ると、一時期あった静岡県内系統の「超特急」が「特急」を変質させたのではないかと思います。静岡県内系統の「超特急」が停車駅増加を受けて「特急」になったと見るのが一番分かりやすいのではないでしょうか。
 また、そんな中でJRバステックの「特急」が登場したのは目新しい所です。今までJRバステックの担当している便は「超特急」もしくは「スーパーライナー」だけでしたので、それ以外の停留所からもバステック便に乗るチャンスが増える訳ですからね。ファン的には面白いものかと思います。あ、そうそう、こんだけ停車駅が増えるのであれば、運賃箱が設置されるのでしょうか?<JRバステック


施策番号 施策概要 倉庫番的評価
その4 東京浜松系統にJRバス関東担当便登場 (・∀・)イイネ!!

JRバス関東浜松市内(って言っても旧三ヶ日町内ですが)に三ヶ日営業所もある訳なんですが、確か浜松駅系統は持ってなかった筈(ただし、ドリーム静岡・浜松号除く)。そう言う面では「東名高速線」としては初めての浜松駅乗り入れになるのではないでしょうか。同社が担当する浜松系統は特急0203便(東京駅1140-浜松駅1553)。ただ、東京方面行の特急系統は持っていません。
 あくまでも推測ですが、0203便で浜松まで来た車両が、その日の夜の0922便(ドリーム静岡・浜松号)に入ると言う事が推測されます。さて、一体どの車両で来るのかが非常に気になる部分です。

施策番号 施策概要 倉庫番的評価
その5 東京名古屋系統、東京静岡系統の週末季節運行便復活 (・∀・)イイネ!!

 いや、これはマジで必要でしょう。静岡から見た場合、週末やシーズンには現行102便や104便は満員御礼になる事もあるわけですからね。ただ、帰りの東京発1610って言う5317便は( ゚Д゚)ビミョーンな所かと。

施策番号 施策概要 倉庫番的評価
その6 静岡駅発着の「特急」定期便の廃止 (´・ω・`)ショボーン

 まぁ、今は「しみずライナー」を使っているので特にどうって事は無いんですが、静岡発朝の特急は結構お客さんが正直多いんですよね。まぁ、時間的にはそれこそ15分くらいの違いではあるんですが、果たして一体どうなる事やら。まぁ、富士地区や清水地区、沼津地区からは直行系統がそれぞれ出ているので、それを使う方へ誘導するための施策かもしれません。
 ただ、そうなると静岡からの直行系統が・・・無いんですよね。

施策番号 施策概要 倉庫番的評価
その7 静岡名古屋系統の昼間運転便の廃止 ( ゚Д゚)ビミョーン
その8 区間運転便の廃止 ( ゚Д゚)ビミョーン

 これは色んな意味で( ゚Д゚)ビミョーンな所ですな。
 時々出張でお昼前の静岡駅始発の名古屋駅行を使ったりしていたんですが、一旦静岡ICまで出ないと使えない状況に。いや、平日ならば別に問題はないんですが、東京から来るのって時間が正直読めない部分もあったりするので結構怖い所があります。まぁ、実際には東京名古屋間の「特急」復活による調整と言う意味合いもあるでしょう。

施策番号 施策概要 倉庫番的評価
その9 「浜松インター」バス停の登場(浜松市内) (・∀・)イイネ!!
その10 「本山」バス停の昼間便使用開始(名古屋市内) (・∀・)イイネ!!

 特に浜松インターバス停がなかなかのものかと。出張で使いやすくなるのかなぁwwww。

施策番号 施策概要 倉庫番的評価
その11 始発バスターミナル以外からの予約も可能になる (・∀・)イイネ!!

 まぁ、各便始発駅・東名向ヶ丘・東名江田・浜松インター・名古屋市内停留所からのものではあるんですが、やっぱり座席が確保できているのといないのでは気分も違ってきますし。



 確かに減便等もよく見ればあるのですが、ここ数年間混迷を極めた東名高速線も「東京名古屋間の拠点間輸送」と言うものから、「各地区から東京、名古屋へ」と言う輸送にシフトしたのかな、と思います。いや、国鉄の頃に先祖帰りしたって言ってもおかしくはないかと。ツアーバスの価格攻勢へぶつかるのではなく、東名高速線だけが持つ「多くの停留所」を活かしたダイヤ編成、と言うのが今回のダイヤ改正の見所であるのかもしれません。