静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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野郎二人でカシオペア(3) 仙台→青森

 と言うわけで部屋を出て、まずはやっぱり展望車へ行ってみようって言う事で展望室へ。
 まぁ、機関車の後ろですし、おまけに夜なので何も見えないってのが実際の所なんですけど、やっぱりこの雰囲気はいいものかと。普段乗り慣れてる高速バスでは全く考えられない空間だけに。

 でも、ふと思った。折角だったらそれこそバー車にしちまった方が良くね?って言う感じだろうかな。客室でまったりと過ごすのもいいしダイニングカーで過ごすのも悪くない。でも、ちょっと気分転換にバー車で過ごすって言うのも面白いって思うよ。ウイスキーの水割りでも飲みながら車窓の昼間の風景に思いを馳せるのに、流石に缶ビールじゃ味気ないような感じもしないではない。
 その後、車内にあったノートに「北海道紀行からきますた」と言う書き置きを残し、空室のカシオペアツインの部屋を見学しながら食堂車へ。ちなみにラウンジは12号車、食堂車は3号車、部屋は2号車と言う事で結構距離があります。で、売店でキーホルダーを購入。いや、前々から自分で買いたかったんですよ。
 旅行会社に勤めていた頃、何故かJRから「カシオペアスイートの後展望、誰か行く人居ない?」と言う販売依頼を受け、お客さんを捜し出して販売し、そのお客さんからお土産で貰ったんですよね。で、今度は自分で欲しかった・・・って言うのが実際の所なんです。一つ「やりたかった」事が出来て満足って言うか何と言うか。
 食堂車。いや、本当だったらディナータイムで使っても良かったんでしょうけど、流石に8,000円は違いの分かる大人になってから使った方がいいんじゃね?と言うことでパブタイム突入。

 いや、高級な走るんですグリーン車って言うイメージではあるんですが、実際に座ってみると「そのシンプルさ」が逆にいいんですよね。良くも悪くも、JR東日本鉄道車両に対する設計思想を感じましたよ。案外悪く無いって言うかゴテゴテしないのが個人的には好きだったりします(だからこそ、E231系の内装デザインも嫌いではないんですが<乗り心地は別として)。で、今回は「牛肉の柔らか煮」とおたるワインをチョイス。
 
 やべぇ、マジ旨い。ワインも旨いしスープも旨い。で、メインディッシュも旨い。これで2,500円って言うのは一番コストパフォーマンスがいいんじゃね?って正直思いますよ。そんな事を話ながら花泉だの一ノ関だとか言うおいらにとってゆかりのある東北線の駅を通過して行く訳で。で、食後のコーヒーを楽しんでいるうちに閉店時間。ここでも1時間があっと言う間に経過。何でこんなに早いんじゃって言う感じで客室に戻る。