静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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野郎二人でカシオペア(5) 青森→札幌

 と言うわけで翌朝の「おはよう放送」で目覚める。一応目覚ましは設定していたんですが。
 確実に酔っぱらっていたのもあるんですが、短時間とはいえ結構熟睡出来ました。で、正直驚いたのは「揺れを全く感じない」って言う所だったんですよ。横揺れ・縦揺れも全くなく、本当にスムーズな走りで「信じられ無い」って言う感じ。おまけに、シャワーを車内で浴びたんですが、駅停車中にシャワーブースに入ったのはいいものの、浴びている間にも全く揺れは感じなく「本当にこの列車走っているの?」って言う状況。やっぱりJR東日本さん、気合いの入れ具合が違いますね・・・って言う状況でしょうか。
 その後、昨夜gdgdと過ごした食堂車へ向かい、朝食を食う。

 洋定食を食べた訳なんですが、こいつも結構美味しい。個人的に気になったのはポタージュスープなんですが、昨日の夜と同じものが出るのか?と思いきや、朝飯にバッチリ合う「少しさらっとした系」のもので出てきているんですわ。で、昨日の夜はディナー向けのスープで非常に濃厚。いや、マジでNREさん、手が込んだ事をやっています。マジで見直しましたよ。
 朝食を楽しんだ後は再び客室へ戻る。8時頃にアテンダントさんがやって来て、酒瓶が増殖しているウェルカムドリンクのトレーを下げ、その代わりにモーニングコーヒーを持ってきてくれる。廊下で何か酒瓶が転がる音を聴いたのは気のせいかなぁw。マジでごめんなさいw。
 
 最後の最後までネタを展開しつつ、白く染まる車窓を眺めながらコーヒーを楽しむ訳で。長かったカシオペアの旅ももうすぐおしまいと言う状況。雪の降る札幌駅には定刻に到着。やっぱ鉄道って凄いっすね。



 確かに一人当たりに直すとでは安いのりものではありません。事実、札幌へ行くのであれば、東京駅から9,500円で高速バスとフェリーを乗り継いで行ける切符もあったりします。ですが、その「値段が安い」って言うものだけでは絶対に出来ない事って言うのは確実に存在すると思いますし、その楽しみ方の一つとして「カシオペアスイート」って言うのはあるのではないでしょうか。
 普段はなかなか話せない人と酒を酌み交わしながら向かう旅路って言うのは正直悪くありません。普段なら「こんな高い列車乗れるか」って言う事を言ってしまう部分は確実にありますが、それでも、この十時間以上、この空間を占有して楽しめるって言うのはその分の価値はあるのではないでしょうか。
 ネタ半分で色んないたずらをやってしまいましたが、そのネタを抜きにしても、やっぱり「また乗りたい」って思わせてくれる列車であるのは間違いありません。