静岡の高速バス倉庫 アーカイブ

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今日の行路SP(往路編)

草薙0744-静岡0751 4121M 115系2000番台 B11編成
 いつもはわざと狙って313系に乗る所だが、今日はわざとこのやたら込み、かつ、必ず遅れが発生する4121Mを選んで乗車。いや、だって、今日で東海道線静岡支社管内で115系の定期運用があるのが最後なのですから。
 10年前からダイヤ改正の度に「3両編成かよ」と言い続けて来た列車(って言うか車両)が消えるワケですから。でも、この115系には色んな思い出もあったりするのもまた事実。と言うわけで一人で会社に行く前からお名残乗車をしてきました。

 最後の日は雨が降っていました。そんな中をヘッドライトを全開にして約3分ほど遅れで下部温泉からやってきたB11編成が滑り込んできます。これが、本当に東海道線の上でお客さんを乗せて走る最後の運行。

 10年近く、この風景は見てきました。オレンジと緑の電車に乗り込む風景。113系はまだ残っているものの、この通勤時間帯にるのは最後。こんな感慨に浸っているのはそれこそ私くらいでしょう。何事も無いかのように、当たり前のようにお客さんが電車から降り、電車に乗って行きます。折角なので私もモーター車を選んで乗車。
 走り出すと響いてくる音は、それこそ聞き慣れたモーター音。学生の頃はこれが当たり前だったワケでした。ですが、あと1ヶ月もするともうこの音も聴くことが出来なくなるだけに。本当に今日で最後になってしまいます。そして、東静岡に停車し、静岡駅の構内ポイントを渡って3番線へ。

 115系がよく分かる構図で1枚。本当に「何もないように」お客さんは改札口へ向かいます。繰り返された毎朝のこの光景、明日からはこの電車も313系に変わってしまいます。

 B11編成。東海道線をお客さんを乗せて走った最後の編成です。この後、話では西浜松へ帰らぬ旅路に向かったとか。
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 本当に「当たり前」のようにあった光景が、今日、姿を消しました。
 学生の頃からこの115系電車には通学、そして通勤で数え切れない程お世話になってきました。普段なら葬式鉄はやらないのですが、最後のお別れと言う事で乗ってきました。本当に感慨深いです。